ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】5

ーラスタ・ラヴー

「ちぇき~無茶で無謀と笑われようがセクハラ道!風呂場があったら覗いてみせる!萌がなけりゃつくってみせる!この俺を誰だと思ってやがる!四季のセクハラマスターの悠様だ!」

澪「長い、長い、長い。」

悠「四季のセクハラマスター悠様だ。」

澪「短くはなったけど…その名乗り止めた方がいいぞ。」

悠「あぁ、俺のカリスマが溢れちゃうもんな。」

美喜「もうなんか自粛してくれない?」

悠「自重を超えて、自粛になっちゃったよ……。それより最近禅来てる?」

澪「いや、来てないな。」

悠「うーむ、まだ休暇中か……。」

美喜「ファミレスは?」

悠「見てきて居なかったからこっち来てみたんだ。」

澪「電話したらよくないか?」

悠「電話は……めんどくさい」

澪「電話めんどくさいって…。」

悠「っか、携帯たぶん家だ。」

美喜「アンタ、一回携帯電話の携帯って意味を調べた方がいいわよ?」

悠「いっひっひ。まぁいいや。たいした用事じゃないし…。んじゃ、帰るわ。」

澪「呑んでかないのか?」

悠「禅がいないか寄っただけだからな。」

澪「あ、本当に帰ったよ…」

美喜「自由気ままというかどこ吹く風というか…」

澪「禅さんになんの用事だったんでしょうかね?」

美喜「さぁ…大方ゲームかなにかの話じゃない?」

拳二「うーす。」

澪「あ、いらっしゃいませ。」

拳二「悠いねぇか?」

美喜「入れ違いね。いまさっき帰ったわ。」

拳二「んだよ…。電話はでねぇのにウロウロはしてんだよなぁ。」

澪「携帯、家に置いたままらしいですよ。」

拳二「俺でも持ってんのに……っーか、お前らの年代だと普通、携帯とか常備してるもんじゃねぇの?」

美喜「悠を一般のくくりにするのが間違いじゃない?」

拳二「かっかっか。なっほど、お姉ちゃんのいうとおりだな。さぁて……じゃ、どうっすっかなぁ」

澪「なにか用事でも?」

拳二「てーした事じゃねぇんだけどな。ビアガーデンに行こうと思ってよぅ。ひとりっうのもアレだから悠を誘おうとしたわけだ。」

美喜「ビアガーデンねぇ。なんか似合うわ…」

拳二「かっかっか。屋上でよぅ、日が沈むのみながら酒かっくらうのは今の時季が一番うめぇ。」

澪「夏本番になったら?」

拳二「んなもん、汗だくになったあと、かっらい焼き肉でも食いながらキンキッンに冷えたビールを流し込むに決まってらぁ。」

美喜「聞いてるだけで暑苦しいわ……」

拳二「かっかっか。俺と悠はオヤジだからなぁ。気取っらねぇとこのが合ってんだよ。」

崇「騒がしいと思ったら悠じゃなく拳二か…」

澪「あ、いらっしゃいませ。」

拳二「おぅ、崇。今度ビアガーデンいかね?まぁいかねえわな」

崇「前もって連絡しろ。こっちも動かせない予定が詰まってる。」

拳二「お?おぅ…じゃあ、明後日の今くらい行くか?」

崇「明後日だな。本郷」

本郷「ふっ…」

拳二「(どういう風の吹きまわしだ?)」
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