ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】5

ーラスタ・ラヴー

拳二「うぉ…お?おぉ!!連鎖いった!」

相殺、相殺、相殺

拳二「なんでじゃぁ!?」

悠「いや…三連鎖で騒がれても…連鎖ってのはこうやるんだよ。」

ファイアー、アイスストーム、ダイアーキュート、ブレインダムト、ばよえ~ん、ばよえ~ん、ばよえ~ん…

拳二「なんじゃごらあぁぁ!」

悠「拳二…やっぱりお前と落ちゲーはダメだろ。勝負になんねぇよ」

拳二「くそ、少しは手加減しろよ」

悠「激甘にたいして激辛でいってる俺にこれ以上どうしろと……」

拳二「真ん中以外に積むな」

悠「ただの自滅じゃねぇか!」

拳二「くっそ~。だいたいアレだこのコントローラーが小さすぎなんだよ」

悠「いや、お前の手がデカすぎるだけだ。握りつぶすなよ?」

拳二「そういや、ガキん時は何回か折っちまったな。アレだあの…なんか旅に出るゲーム」

悠「旅に出るって……シ◯ンか?」

拳二「それかなぁ…なんか、アイテムとかレベルとかなくなるやつ」

悠「シ◯ンかトル◯コの不思議なダンジョンだな」

拳二「あのゲームやってよう。なんか知らんが最初サクサク進んでな普通にクリア出来て、村に戻ったら全部消えてやがんの。」

悠「まぁアイテムなら持ち帰る方法も幾つかあるけどな…」

拳二「ガキだからそのシステムが解らんで、腹立ってコントローラーぶつけたらぶっ壊れたのはいい思い出だ」

悠「猿かおまえは…あ、ゴリラか」

拳二「んだと、コラッ」

悠「暑苦しいから肩組むな~~加齢臭がうつる~」

拳二「テメェもすぐにこーなんだよ!」

悠「でぇい!離れろ!ったく…」

翼「っで、なに人にナチュラルに抱きついてる?」

悠「口直しならぬ、抱き直しだ。」

翼「離れろ、暑苦しい!」

悠「嫁が反抗期ですわ…ともきなら耳をかじっても動かないのに…ふぅ」

翼「え…?」

ともき「一応いっとく。耳をかじっられた事は本当だ。けどな、アイツにかじられてヘタに動いてみろ。うまく逃げれればいいけど、ミスったら八重歯で耳たぶ食いちぎられるんだぞ?」

悠「そんな人をマミるみたいな言い方するなよ~。ちゃんとあま噛みしてるだろ?」

ともき「噛むな!」

悠「わかった次から舐める。」

ともき「俺の耳をなぶるんじゃねぇ!」

拳二「……よぅ、最近の男学生ってのはこーいうもんなんか?」

翼「悠がおかしいだけです。」

拳二「まぁ、アイツはどっかオカシイからな。」

悠「あ、あっはは!お、可笑しい。」

拳二「なっ?」

悠「ツッコミしろや!!」

ともき「っか、離れてくれないか?」

悠「ともきくんの背中…大きいね。」

ともき「おい被さってるよな?あきらかに背中に納まってないし。」

悠「あったかい…」

ともき「あったかいじゃなく、暑いんだよ…マジで」

悠「ハァハァ…」

ともき「息をあらげるな!」

拳二「なぁ、アレが普段のやりとりか?」

翼「悠だけですよ。一緒にはしないでください。」
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