ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】5

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき~」

美喜「いらっしゃい。最近顔出すの早いわね」

悠「そりやぁ、美喜がメイド服だからな。眼福、眼福」

美喜「拝むな…」

悠「こう、メイド服の時はパリッとしてるだろ。見惚れんだよなぁ~」

美喜「はいはい」

悠「ジャージん時も良いけどな、無理してない素って感じが好きだけどな。」

美喜「な、なに…いってんだか」

澪「…こっち先に飲み物聞こうか」

翼「オレンジフィズ…っか、悠は無意識でああいうこというからなぁ…」

ともき「焼酎ピア…無意識って怖いな」

悠「こんどシックな黒着てくれないか?俺黒好きだ……」

澪「お、いらっしゃい」

稲葉「こんにちわ」

悠「お、うーい……ふ~っあ」

稲葉「眠そうね」

悠「ああ昨日夜中に…」

稲葉「AVでも?」

悠「ちゃうわボケ。ゾンビ映画やってたからつい…な」

ともき「それで朝から爆睡だったのか…」

稲葉「あら、ホント?なんだか私も観たかったわそれ」

悠「好きだったか?そーゆーの?」

稲葉「ええ、でも語れるほど詳しくはないけれど」

悠「いや俺も詳しくはねぇし」

稲葉「「ゾンビ99」が名作なことくらいしか」

悠「それ知ってりゃなかなかディープだよ」

ともき「「ゾンビ99」って?」

悠「一般に借りれるAVだな。」

翼「はぁ?」

悠「内容がな…ゾンビ映画なのに4~5割がHシーンなんだ。だからゾンビ映画界の迷作のひとつとして名高い」

翼「そっちの迷作か…」

稲葉「けどパニックホラーは好きよ。頭空っぽで楽しめるから……。かまえなくていいし娯楽は単純な方がいいわよね。すべてが…とはいわないけど」

悠「いっひっひ。確かにな喧嘩も単純ガチが一番だ」

稲葉「ねぇねぇ、もしたった今この瞬間このラスタ以外、街の外がゾンビで溢れてたらどーする?」

ともき「ゾンビで?」

翼「そりゃ…」

悠「あー…まずはアレだ、「デッ◯ライジング」?「レフトフォー◯ッド」?「バイオハ◯ード」?」

「「まずがソレかい!」」

稲葉「せっかくだから難易度めいっぱいで「レフトフォー◯ッド」の方にしましょうか」

ともき「どんなゲームだ?」

悠「ゾンビがダッシュで襲ってくる難ゲー。」

翼「ミッションは?」

稲葉「町内から…だとここから百メートルもしらた出られちゃうから「県外への脱出」を目指して」

ともき「どっちも変わらないんじゃ?」

悠「「L4◯」って事は……まず銃火器が必要だな。どー考えても……うん?」

美喜「銃火器て…」

悠「絶対無理やんけ!玄関開けたら二分で(ゾンビの)ごはんだろ!ちょっとそこら辺の酒棚の裏にショットガンかマシンガンでもなかったら無理無理即死亡!」

稲葉「えーわがままねぇ」
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