ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】5

ーラスタ・ラヴー

美喜「いらっしゃい」

稲葉「こんにちは、美喜さん。素敵なメイド服ね。ジャージじゃないの?」

美喜「ま、まぁちょっとね。」

澪「なにか作るか?」

稲葉「シュガーフロート」

澪「シュガーフロートって、炭酸水に砂糖を溶かしただけの?」

稲葉「えぇ。砂糖は少な目でそれにカットレモンを沈めてもらえるかしら。」

澪「わかった。」

悠「渋いの頼むな。」

稲葉「そういう、悠はなに飲んでるの?」

悠「芋焼酎のロック」

稲葉「渋いって言葉は熨斗をつけてお返ししておくわね。」

悠「いっひっひ。ほら、約束のこれ。」

稲葉「あら、プレゼント?嬉しいわ」

悠「コラ、アホいいなさんな。」

稲葉「あら残念…」

悠「残念てお前……」

稲葉「冗談よ。なにが面白い?」

悠「似たり寄ったりじゃね?地球防衛軍なんかはまぁまぁやれんべ。けど、自分で判断してくんな。癖あるのもいくつかあるし」

稲葉「ま…それはそうね。」

澪「シュガーフロート置いとくな。PSPのゲームか?」

悠「あぁ。」

稲葉「しばらく、PSPに手をつけてなかったのよ。」
悠「んで、俺に一括借りって訳ですわ。」

翼「さっきからなんか口調おかしいぞ?」

悠「気にすんな、萌え、ボケ、セクハラポイントのバランスが悪いだけだから」

翼「意味わかんねぇよ」

悠「解んないことを考えんな頭痛くならぁ」

ともき「これマンガのやつ読んだことがあるな…ゲームもあるんだ。」

悠「ゲームとは違うけど面白かったなあれも」

ともき「違うのか?」

悠「それ系はだいたいオリストになる。」

稲葉「でも、まったく同じよりも違ってた方がいいわよね」

悠「ほーかー原作どおりにやっときゃよかったのに……って事もあるやろ」

翼「(あれ、今素で口調おかしくなかったか?)」


稲葉「原作とは違う形で原作を凌駕するべきだと思うけど?」

悠「綺麗事の理想論やな」

稲葉「そうかしら?少なくともそこを目指すべきだと思うわ。」

悠「じゃあ原作つきの原作どおりの展開のゲームやアニメは見んのか?」

稲葉「え?見るけど?」

悠「……」

稲葉「私が原作知らない作品ならバンバン楽しませてもらってますが?」

悠「……」

稲葉「なにか?」

悠「なっをやねんそれはぁぁ!真面目に聞いて大損だよ!」

稲葉「あははは。まーいーじゃないの。悠の好きなテキトーよ、テキトー。ブツクサ言うのも楽しみのうちでしょ?」

悠「う…まぁそりゃ……評価最悪で操作性悪いアレも買って悪態つきながやっちゃったしなぁ。」

稲葉「クスクス、それに悠も好きでしょ?オリストやSS」

悠「そりゃなぁ…東方同人はそれが主だし。」

稲葉「そういうことよ。私だって文句いっても、原作ガッチが好きなのもあるしね。ヘルシングとか」

悠「OVA版か…神父が最高だわさ」
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