ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】5

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき~。」

澪「よす、回復したみたいだな」

悠「七割がたな。」

澪「……?」

悠「ミントフラッペもらえるか」

美喜「ビールじゃないの?」

悠「あぁ、ミントフラッペ(リキュール系17度甘口)だ。」

美喜「グリーン・ペパーミントまだあったかしら……澪?」

澪「え、あ、はい。」

美喜「ボッとしてどしたの?」

澪「いや、悠、今日なんか気合い入ってないか?」

悠「あー……この後、デートなんだよ。鈴猫と」

澪「へぇ……って…」

「「「What?!」」」

悠「っ…お前ら店中で驚くなよ」

紅「花王と結局付き合ってたのか?」

悠「紅、喋り方が素のバージョンになってるぞ。つきあってねぇよ…ちょっとした約束だ。」

ともき「はは。」

CM:約束についてはともきんくの本家で「お返事」をちぇき~

稲葉「詳しく聞きたいわね。赤裸々に」

悠「赤裸々に話すような事じゃない。」

美喜「アンタが約束なんていうとなんか違和感あるわね。」

悠「失礼な…俺は嘘もつくし逃げも隠れもするけど約束は守る男だ。まぁ、だから約束なんかめったにしないんだけどな。」

澪「微妙に最後で決めないよないつも…」

悠「勘弁してくんな。こちとら二枚目半なんでな。」

戌塚「どういう意味だぞと?」

千夜「二枚目ほど格好つかないってこったろ」

戌塚「へぇ……ところで二枚目ってなんだぞと」

千夜「そっからかよ」

悠「語源は歌舞伎の芝居小屋の俳優を描いた看板の事で、一枚目に主役、二枚目に美男役、三枚目に道化の役を書いたことが由来だ。」

ともき「素直に二枚目っていえばいいのに」

悠「そこまで自信過剰じゃないさ。限りなく三枚目の二枚目っていってもいい。」

戌塚「……つまり、数が増えるほど残念な男って意味かだぞと?」

千夜「残念はテメェの頭ン中だ。もう、黙ってろ」

紅「~~」

悠「さて、んじゃ俺そろそろいってくる。ご馳走さん。」

ともき「その髪でいくのか?」

悠「これが一番俺にあってんのよ。」

澪「カチューシャとかあるぞ?」

悠「ダメだ。」

紅「どうして?」

悠「カチューシャとかだとはめてもすぐにズレ落ちるんだよ」

美喜「アンタの髪そんなにサラサラな訳?なに、凄くむかつくんだけど。」

悠「みょんなところにキレなさんさ。あ、みょんだけにな」

澪「わぁ…超わかりずれ。」

悠「いっひっひ。んじゃな。」

稲葉「じゃ、私たちもついていきましょうか」

戌塚「おうだぞと」

紅「止めとこーや。俺らが邪魔しちゃ悪い」

美喜「紅…そこまで、鈴猫のことを思ってたの?」

紅「は?違うちがう、俺は悠の味方だ。」

澪「そっちですか…」

紅「花王はまぁ何でもいいけど…。悠が真面目な時は邪魔とかしたら怖いぞ?俺はそれのセーフティだな」

ともき「紅って普通にいい人だよな…」

紅「ダチ限定でな」
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