ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】5

ーラスタ・ラヴー

悠「あっちぃなあ。」

美喜「そうね。Tシャツ脱ぎたくなるわ。」

悠「あ、俺もだ…脱いでいい?」

美喜「暑苦しいから止めて。」

悠「ちぇ…」

澪「脱ぎたかったのか…」

悠「8:2かな」

澪「脱ぎたい、脱ぎたくないか?」

悠「いや、半裸かパンイチ。」

美喜「上も下も脱ぐな!」

悠「ダメ?ほんとにダメ?」

崇「……」

澪「あ、崇さんいらっしゃいませ。」

崇「ターキーをロックでくれ。」

美喜「はいはい」

悠「よぅ、今日はまるで夏日だな。」

崇「……お前を見てると三度は気温があがる気がする」

悠「どういう意味だ?」

崇「服装と髪をどうにかしろって意味だ。」

悠「ほっとけ。」

崇「……」

悠「いや、すぐに黙られても困るんだけど…っか、アレだな。俺を見てると体温があがるのな、お前は夏でもミネラルウォーターがゆっくり凍っていくように冷えてるな」

崇「その減らず口を少し閉じておけ」

悠「そこまで言われるか…」

崇「……」

悠「澪、千年の滴(超高い日本酒)くれ…」

澪「いいけど、バカバカ飲むなよ?」

悠「呑まなきゃやってられません。」

崇「……そういえば思い出さないか」

悠「あー?なんだよ藪から棒に…いえ、壁からく…」

崇「こう暑いとたちんぼをした時のことだ。」

悠「最後までいわせろよ……。商業オカマのやつか。あのときはキツかったな、くそ暑いなかスーツでなぁ。」

崇「お前と個人で組んだのはアレが最後だったな。」

悠「毎回、終わるたびにお前の事を嫌いになってる気がするわ。」

崇「だからどうした?」

悠「……」

崇「それにいっておくが、依頼を受けるか受けないかの判断はお前が最後に決めることだ。俺は一度も命令したことなんかない」

悠「どの口がいうか…お前がいつも紹介したら終わりにするからだろ。」

崇「お前を探していると聞かれたから、紹介してやっただけだ。俺の役割は終わらせてある。」

悠「紹介料ふんだくってるくせに」

崇「ギブアンドテイクだ。それに気になるならお前もそうしたらいいだろ」

悠「次からはそうするよ!」

崇「あぁ、そうしろ。」

悠「はぁ…どうして平民はピエロなんだ…。」

崇「お前の演じる道化は板についてきたな」

悠「王様に気に入られていますからね。私はあなた様の道化でごぜいます」

崇「……」

悠「俺も色んな奴に睨まれてきたけどお前だけは興奮しないは…氷柱でいぬかれる感じだ。」

崇「本当に減らず口だな」

悠「話術に長けてるといって欲しいな。」

崇「俺は必要以上に弁がたつやつを信用しない。」

悠「よぉし、わかった……お前とはもう話さないよ!」
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