ｰラスタ･ラヴｰ

六花「ちわっー！」

翡翠「…ちぇき～…」

美喜「いらっしゃい。」

翼「あれ、翡翠ちゃんは居るのに悠は？」

六花「店番押し付けてきた。代わりに翡翠ちゃんはあずかってきたけどー。」

美喜「ナイス判断ね。」

紅「～～」

ともき「はは…メールしといてやるか」

澪「……(ともきは本当にいい奴だな)」

六花「翡翠ちゃんはおとなしいねー。池袋の悪ガキとはちがうねー。」

翡翠「…ﾍﾟｺ…」

美喜「それは一緒にしたらダメでしょ。殴れるガキと愛でる子供は全然違うわよ」

ともき「手がでる事は前提なんだ。」

紅「そのくらいじゃへこたれないガキだらけだからな。ま、そのぶんタフで好戦的に育つぞ。」

翼「……(紅の血の気の多い理由のひとつはソレか)」

六花「けど、翡翠ちゃんは物静かだねー。振り落としてないか心配になったよー。」

美喜「リッカの乗り心地はどう？」

翡翠「…ゆうよりおっきい…」

六花「怖い？」

翡翠「…ﾌﾙﾌﾙ、こんごうさんのほうがおっきい…」

ともき「金剛さんはぶっちぎりだからな。」

翼「あの人の肩車は大迫力だろうな…」

ともき「けど、基本は摩耶君専用らしい。」

翼「その摩耶って人知らないんだけど」

ともき「悠の戦友。今は中国だ。」

翼「ふぅん…」

澪「翡翠ちゃん、ジュースでいいか？」

翡翠「…ｺｸ…」

六花「あたしは牛乳でおねがいしまーす」

美喜「はいはい。」

翡翠「…ぎゅうにゅうのむとおおきくなる？…」

六花「おおきく？胸？」

翡翠「…ﾌﾙﾌﾙ、せっ…」

六花「うーん、前に悠くんが牛乳を飲めば身長が伸びるわけじゃないっていってたよー。」

翡翠「…そう…」

美喜「翡翠ちゃんは大きくなりたいの？」

翡翠「…ｺｸ…」

六花「小さい方が可愛いよ？あたしみたいにでっかいと色々不便だよー。あ、蹴るには足が長いといいけどー」

美喜「けど、どうして大きくなりたいの？」

翡翠「………おおきい…」

六花「？」
美喜「？」
澪「？」
紅「？」

ともき「あぁ、悠が大きいから自分も大きくなりたいってことか。」

翡翠「…ｺｸ…」

翼「翡翠ちゃんは悠が大好きなんだな」

翡翠「……ｺｸ、ゆうすき…」

美喜「やだ、なにこれ可愛い……持って帰りたい。」

ともき「ちぇき～だ」

澪「ちぇき～だな。」

翼「っか、これ、悠に聞かせたら少しは生活態度よくならないかな…」

六花「ね、ね、悠くんのどこがすきなのー？」

翡翠「…ぎゃぐせんす…」

「「「わぉっ…」」」

ともき「この答えは予想外だな。」

翼「ギャグセンス…ギャグセンス…なぁ？」

紅「まぁ…確かに動くダジャレだけど。」

翡翠「…ひじょうにゆかい…」

澪「わぁ、悠っぽい…」

美喜「えと…ほか、他には？」

翡翠「…つよい、めきれい、かみ、ぎゃぐせんす…」

翼「強い、目綺麗、髪、それとやっぱりギャグセンスか…」

翡翠「…あとなでなできもちいい…はふぅ…」

美喜「……ねぇ、もう彼奴この娘とくっ付けてあげてくれない？ここまできたらロリコンでもいいでしょ。二次元より」

六花「なかなかキツいですねー。」








ｰオマケｰ

紅「なでなで」

翡翠「…52点…」

紅「ギリギリ半分か」

ともき「悠のなでなでは何点だ？」

翡翠「………うちょうてん…」

「「「有頂天？！」」」

ともき「ムチャクチャ面白いじゃないか…」