ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】5

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき~」

翡翠「…ちぇ…き?…」

澪「悠、いらっしゃい。翡翠ちゃんも」

翡翠「…コク…」

美喜「珍しいわね。子供つれなんて」

悠「昨日から泊まってるんだ」

美喜「ついに…こんな幼子に手を出したのね…」

紅「悠…」

悠「お約束だけど……んな、わけあるかあ!」

美喜「はい、翡翠ちゃん。ジュースでいい?」

翡翠「…コク…」

悠「辱しめて無視かよ。これだから三次元は…」

澪「それでなんで翡翠ちゃんが泊まってるんだ?」

悠「なんか知らんが翡翠はまおになついててな、たまに泊まってるんだよな?」

翡翠「…コク…」

美喜「ふぅん…そんなに接点は感じないのにね。天才肌なとこかしら?それとも可愛いもの同士だからかしらこしょこしょ~」

翡翠「…~~///…」

悠「うんうん、ここ連れてきて正解だった。」

澪「オーナーは子供好きだしな。って、もしかしてそれ目的できたのか?」

悠「いや…もともとはいつもどうり散歩してく、気だったんだが、翡翠が着いてきてな。風俗街や裏ショップとか行くわけにはいかないだろ」

紅「普段そんなところ歩いてるのか…」

悠「妙な深読みはしないでくれ散歩ルートなだけだ。」

澪「はは。なにか作ろうか?」

悠「ウーロンハイ、アルコール抜きで」

澪「ただのウーロン茶だよな。」

悠「翡翠がいっしょだからな。」

ともき「ちわ」

翼「よす」

悠「おーう。」

翡翠「…ペコ…」

ともき「あれ、翡翠ちゃんがいっしょか。」

悠「おう。ちょっとうちに泊まってる。」

翼「翡翠ちゃん?」

悠「俺の知り合いだ。ほれ、翡翠ごあいさつしてみ」

翡翠「…はるのひすいです…」

翼「ちゃんと挨拶できて偉いね。勇城翼だ。よろしく」

翡翠「…ペコ…」

ともき「なんか問題事か?」

悠「いや、違う、ちがう。ただ泊まりにきてるだけだ。」

ともき「そうか。なら、翡翠ちゃん、悠にしっかりと遊んでもらいなよ。」

悠「おぃおぃ…」

翡翠「…いい?…」

悠「……遊ぶくらいいつでもしてやるよ。だから、いちいちくだらない事を聞くな。」

翡翠「…コク…」

翼「へぇ…」

悠「あんだよ。」

翼「いや、まるっきりは子供扱いしてないなぁって」

悠「翡翠だって、いつまでもガキ扱いじゃ可愛そうだもんな。リッパなレディだよな~?」

翡翠「…れでぃ?…」

悠「そ、レディ。あ、海はまだまだ悪ガキだけどな。」

翼「海って娘には厳しいな」

悠「海は厳しいくらいがいんだよ。二、三発コツいてもいいし。」

紅「はは、たしかに海の子猫ちゃんはへこたれないだろうな」




翡翠「…クイクイ…」

ともき「ん、なんだい?」
翡翠「ポソポソ(…れでぃだとなでなでしてもらえない?…)」

ともき「うーん、一般的にはあんまりしないかな。」

翡翠「…シュン…」

ともき「(あぁ…そういうことか)翡翠ちゃん。悠は誰彼なしに頭を撫でるから大丈夫だよ。」

翡翠「…ほんと…」

ともき「ほんと、ほんと、それはもうオッサンから幼女まで見境なしに。俺だってよく撫でられてるし」

翡翠「…なでられるときもちいい…」

ともき「え、あぁ……そ、そうだな。」

翡翠「…なかま…」

ともき「うん。仲間だな。」
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