ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】5

ーラスタ・ラヴー

翼「はぁ…」

ともき「本当に気にするなよ」

美喜「そうよ。悠には他人と楽しむ能力が欠乏してるのよ。」

鈴猫「それは言いすぎじゃ……」

稲葉「こんにちは」

禅「ど…も」

崇「……」

澪「あ、いらっしゃい…って変わった組み合わせだな」

禅「稲葉…さんと…ジャンク…ショップ……巡りの…帰りに…崇さん…に…拾って…いただき…まして」

崇「……悠は?」

六花「カラオケが嫌で逃げましたよー。」

崇「?」

ともき「あぁ、実は……」



崇「なるほど…な。」

稲葉「クスクス、悠らしいわ。けど、翼くんが落ち込むこと全然ないわよ。」

翼「そうかな…」

稲葉「だって、前、優日と私で悠をカラオケに誘ったの勿論断られたけど。私条件だしたのよカラオケボックスにいる間、優日はずっと帽子とってるって」

ともき「結果は?」

稲葉「無理。っのひとこと。女、子供に弱い悠でも拒否る一線は断固拒否るのよね……あ、けど鈴猫さんがエッチさせてあげるっていえばOKするかも」

鈴猫「えっええっえっえっ……」

美喜「はいはい、落ち着きましょうね。」

翼「いや、それだけじゃないんだよ。」

ともき「まだ他にも悩みが?」

翼「Twitter誘っても参加しないし…普通にメールしても返事遅いし…電話もなかなか通じないし…」

六花「なんだか恋人みたいだねー」

鈴猫「…私もメールの返事遅いし電話繋がらないこと多い……」

禅「もと…もと…携帯…不携帯…な…だけでは?」

ともき「それもあるだろうな。けど一番は本人がめんどくさがってることだろ。俺のメール見てみるか?この前、服の画像を送ったんだ。」

【ともき:赤と青どっちがいいとおもう?】

【悠:青を切れ】

ともき「ボケようとしてうったのか素で打ったのかわからないが…それ以降返信は来なかった。あとで聞いたらメール打ったことすら覚えてなかったし」

美喜「よく友達やってるわね。」

澪「ま、まぁメールは置いといて…Twitterとかは好きそうだけどな、悠ってネトゲーとかチャットしてるんだろ」

禅「は…い。ですが…悠…さん…オン…ラインでも…ソロ野良派…だったり…しますから…」

翼「なんでそれでネトゲーしてるんだ…」

禅「請負屋…とか…してますね…それと…悠さんは…たぶん…色んな物の…アカウント…持って…ますよ」

翼「なんで?」

禅「友達…紹介の…ポイントが…欲しいので…俺がしてる…無料登録…系は…全部…頼み…ましたから」

ともき「それで悠は登録したのか?」

禅「は…い。別に…いいぞ…と…いって…くれ…ました。まぁ…一切…参加は…してま…せんが…」

美喜「壁があるのか無いのか解らないわね…」

崇「ふぅ…しかし、悠の考えもわからなくはないな」

六花「集団行動拒否ですか?」

崇「いや、電話だ。」

ともき「電話?」

崇「電話って殴りたくなってもすぐ殴れなくてストレスたまるからな……。」

「「「……」」」

崇「冗談だ」

鈴猫「嘘つき。それマジ話でしょ。アンタむかし(高校時代)それで何人もの鼻砕いたでしょ。」

崇「アレは向こうが悪い。たいした用もないくせに掛けてきたんだからな。自業自得だ」

禅「今は…取り…次ぎを…つけて…ますから…安心…ですね」

崇「そうだな」
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