ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】5

ーラスタ・ラヴー

悠「あ~…最悪だ…」

澪「来てそうそうなんだ。」

悠「ロトシックス買うの忘れてた。」

澪「宝くじなんか買ってるのか」

悠「毎回同じ番号で買ってるからもし、今回ナンバーが当たってたらと思うと…」

澪「……」

悠「どした?」

澪「いや、意外と庶民的だったから」

悠「あー?」

美喜「アンタの場合、アウターやギャンブルな稼ぎ方しかしなさそうっていいたいのよ」

澪「いや、そこまではいいませんけど」

悠「あのなぁ、俺、今はわりと金には潔癖だぞ?」

美喜「今は?」

悠「澪、ブラッサムひとつ頼む」

澪「え?あ、あぁ…」

美喜「なに、さらっと無視してるのよ」

悠「あぁ、筍が高いって話だったよな。牛の角くらいしかないのにあの値段はないよな。」

美喜「そうね。って違う!」

ともき「ちわ、なんか盛りがあってるな。」

悠「筍が高いって話。」

翼「旬なのにまだ食べてないな。」

悠「天ぷらに筍ごはんいいよな。ほくほくで甘くて」

ともき「悠が食い物の話するとホントに腹減ってくるな」

悠「しゃくしゃくで甘い筍、ちょっぴり苦いタラの芽、ぷりぷりした身の白み魚に海老…てんつゆもいいけど塩をちょっぴりつけてサクッと…」

澪「あー…天ぷら食べたくなってきた」

悠「小鳥遊悠のヨダレのでる話しでした。」

美喜「……」

悠「どった?」

美喜「別に…普段からそうやって話をはぐらかしてるのねーって思っただけ。」

悠「なんのことだかわかりま千円。」

美喜「刺したいわ…」

悠「嫌がられると燃えるじゃねぇか」

美喜「真正の変態め」

悠「変態じゃねぇ!かりに変態だとしても、変態と言う名の紳士だよ!」

美喜「うるさい黙れ。」

ともき「元気だな…」

悠「そうでも無い。昨日の疲れがとれてないし、なにより……」

翼「?」

悠「あんましセクハラできなんだ…うぅ」

ともき「泣くなよ」

悠「しくしく、女の子いっぱい居たのに…俺にはちやほやしてくれる女の子はいない…」

翼「ちやほやって…」

ともき「梔さんとかとずっと一緒だったじゃん」

悠「従姉にどうちやほやされろと?」

ともき「…質問を変える、どうなりたいんだよ。」

悠「そりゃもう右におっぱい、左におっぱい、前におっぱい、後ろにおっぱいみたいな…ゲシュタルト崩壊だ!」

翼「意味がわかんねぇ」

悠「わかんねぇ事を考えるな、頭痛くならぁ。さぁて…美喜、揉ませてくれ。」

美喜「あのさ、手短に私でセクハラを済ませようとするの止めてくれない?」

悠「なら、受け入れてくれ。」

美喜「ねぇ……そろそろ本気で殺ってもいい?」

澪「気持ちはわかりますけど、落ち着いてください。」

悠「ヤバイ調子乗りすぎた」

ともき「一応それはわかってるんだな。」
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