ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

悠「あー……ねみー。枕が欲しい……誰か膝枕か腕枕してくれ。」

美喜「剣山でも頭の下に置けば?」

悠「仮眠が永眠コースになるわい……だれか枕みたいなのない?」

紅「バットなら」

悠「硬いって…次」

澪「ダンボールなら。」

悠「それはどっちかというと布団だ…次」

稲葉「一円だま。」

悠「どうしろと?…次」

翼「ペットボトル」

悠「今のところなら一番いい…けど、次」

ともき「キャベツで良かったら」

悠「無いわー。っかともきがボケたら誰が俺を止めるんだよ。」

美喜「もうその辺で寝てなさいよ」

悠「だから枕が欲しいってんでしょ。誰か黙って膝か腕か他の部位貸せや。」

翼「なんで、コイツこんな偉そうなんだ?」

ともき「病気なんだよ。」

梓「っか、他の部位ってどこだよ。」

悠「そりゃ…じ~~」

鈴猫「?」

悠「腹…とか」

鈴猫「どうして私を見たの?」

悠「説明がいりますか?」

鈴猫「……いらない。」

悠「あとは…じ~~」

美喜「……」
鈴猫「……」

悠「おっぱいかな。乳枕。」

翼「ただの変態じゃねぇか!」

悠「バカヤロー!母性の象徴たるおっぱいに埋もれて眠りたい……当たり前のことだろ!」

紅「パチパチ、パチパチ」

澪「え…(無言の拍手?!)」

美喜「鈴猫。アンタ、もうウエストと谷間の見える服着るの止めときなさい。アレの補眼対象よ」

鈴猫「……」

稲葉「まぁ、悠になら見られてもいいかな。的な?」

鈴猫「ブンブンブン(横振り)」

美喜「首取れるわよ…」

悠「っか、お前らは胸の重要性をわかってない。たゆんたゆんの二つの山から作り出される谷間。そんなの見たら…あの谷間に挟まれて死にたい。いや、むしろ住みたい!あの谷間で暮らしてぇってなるだろ!そう思わないか!」

梓「そんなハイセンス俺にはねぇよ!」

翼「なんか熱弁し出したんだけど…」

ともき「生き生きしてやがる。」

悠「まぁ、谷間ができなくても「手のひらサイズは神」っていう有名な語録もあるが…」

澪「初耳だよ。」

悠「ともきを見てみろ。手のひらサイズを愛してやま痛っっ!!」

ともき「蚊がいたよ」

悠「ピンポイントで顔面にか?」

ともき「ああ。」

紅「けど、胸枕ってどうすんだ?」

悠「そりゃ、正面から抱きついて顔を挟んで…寝る。」

ともき「もう枕じゃなくて添い寝レベルだし。」

悠「それでもいいや。誰か俺と一緒に寝ないか?」

翼「枕は何処に消えた。っか、お前もう目覚めてるだろ。」

悠「こまけぇこたぁいいんだよ。」

ともき「目的が変わりきったな」

悠「さぁ、来い!」

美喜「酒瓶でも抱いて寝てなさいよ。」

悠「ただの酔っぱらいじゃん」
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