ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】10
ーラスタ・ラヴ(10/10/夜)-
悠「テメー、頭脳が間抜けかぁ?」
マリア「……」
スッ
悠「指をさすんじゃない!」
久秀「そうよ。悠は頭脳が間抜けじゃなくて存在が間抜けなんだから」
悠「そうだ!……ん?」
マリア「どうやら間抜けは見つかったようですね。」
悠「まったく、渋いねおっにぃ(↑)ちゃん」
福太郎「偽船長は妹キャラやった?」
悠「あの独特のお兄ちゃんニュアンスが怪演。」
吉音「ねぇねぇ」
悠「なん(↑)だい(↓)?」
ともき「その変なニュアンスやめろ」
吉音「さっきラジオ(肆115)で話してたさ未解決事件の話なんだけどさ」
悠「岡山地底湖行方不明事件か?」
吉音「あれって大学生が見つからなかったっていうけど地底湖の中を浚ったりしなかったの?」
悠「気になるか?」
マリア「私、気になります!」
福太郎「氷菓かな?」
悠「んー……じゃあ、少し長くなるがより詳しく話そうか。まず頭から話すと、高知大学三年の仮にAとする。Aは大学の洞窟探検サークル仲間4人と一緒に岡山県の洞窟鍾乳洞に訪れた。午前11時ごろ入洞しAは最奥にタッチすると意気込んでいたらしい。」
想「最奥にタッチというのは?」
悠「この洞窟の終点が地底湖になってるんですが、要するに地底湖を泳いでその一番端(最奥)の岩壁に触れるってことですね。」
久秀「アホでしょ」
悠「それは置いといてメンバーは14:30に地底湖まで到着、当然地底湖なんて言うぐらいだから広く、水は濁っていて光も入らないから真っ暗だ。地底湖の全貌としては最奥のまでだいたい20メートル、自分たちが立っている場所から水面までは高さ5メートル、そこから水深は30メートルらしい。」
真樹「飛び込むだけでも普通は怖いね。っていうか、明かりもなしじゃ無理でしょ。」
マリア「ロープとかで降りたんですか?」
悠「なぜか服のまま飛び込んだ。それから数分後、タッチという声が聞こえたらしい。」
ともき「何で服のまま?!」
吉音「らしいっていうのは?」
悠「暗くて見えなかったそうだ。それから数十分後、Aを呼んでも返事はなくいっこうに帰ってこない、これはマズいと思って助けを呼びに戻った。これが生存者であるサークル仲間4人の証言を基にした話だ。それから鍾乳洞を脱出し110番したのが四時間後の6時15分、Aの創作は約5日間行われたが見つからないまま捜索が打ち切りになった。どうだ、不可解なことが多いだろ?」
久秀「遺体が見つかってないのは変よね」
吉音「でも、暗くて捜索困難なんでしょ?」
想「ですが約5日も捜索して25メートルプールほどの大きさの湖に浮いているはずの遺体を見つけれないということがあるんでしょうか?」
マリア「遺体が見つからない以上Aさんが本当にそこで亡くなったのかすら不明ですね。」
悠「次に洞窟から出て助けを呼びに行く際の事、洞窟探検では基本的に迷わないよう道中に目印としてワイヤーを残して帰りはそれに沿って脱出する。だがメンバーたちはそのワイヤーを回収しながら脱出し外で助けを呼んだ。」
真樹「えっ、てことはもしAさんが自力で湖から上がってたら脱出しようとしても迷ってた可能性があるってことだよね。」
久秀「むしろその4人のメンバーはAが死んでいたことを確信していたってことじゃないかしら。そもそもそういう場合はメンバー二人は残ってワイヤーも残してAの帰還の備えた待機担当と救援要請担当の2:2に分かれるべきでしょ。」
悠「さらに不可解なのはメンバーたちはAが溺れる様子を誰も聞いていないということだ。Aが溺れる際、見えなくとも大きく水を叩く音で知らせたり「助けてくれ」みたいに救援を求めなかったのか?ってことになる。そして事件後もおかしなことは続く、まず通例では探検隊長や部長、副部長などが記者会見を開くものだが逃げ回り記者会見をされなかった。」
久秀「いつもは行き過ぎた報道合戦を行うマスコミが対象が逃げ回ったという事だけで取材や記者会見の要求を行わないものなのかしら?」
悠「そして次にこのサークルのミクシィの記事やホームページが次々と削除、改ざんされていき、死後であるはずのAのミクシィも何者かが不正ログインし、改竄され探検部に繋がる情報の一切が非公開にされた。」
福太郎「何が書かれとったん?」
悠「鍾乳洞の最深部で飲み会、裸になってハメを外す様子などかなり乱れた内容だったそうだ。ついでに部長、副部長の名前も削除されていた。もともとこのサークルは男15:女10でサークル内恋愛でもめていたりもしたらしい。」
吉音「えーと、つまり……?」
悠「……不可解な点が多すぎる未解決事件だということだ。」
真樹「うーん、もっと人員を集めて調べ直せば遺体見つからないのかな?」
悠「残念ながらその鍾乳洞はもう立ち入り禁止になっている。はい、小鳥遊お勉強問題!第3部:冷蔵庫に隠れていたが飲み物を全部出していてバレた頭脳が間抜けの名前は?」
久秀「ワイヤーを回収しながら出ている、死体が見つからなかった時点で本当にそこで溺れたのかが疑わしい話ね。」
真樹「お酒飲んでたみたいだし酔って飛び込んだんじゃないのかな?」
想「それで溺れたのだとしてもやはり遺体が見つからないのが不自然ですよね。」
吉音「うーん……変な事件だねぇ。」
福太郎「事件に夢中やね」
ともき「呪いのデーボ」
悠「ありがとう……ジャイロ」
ともき「ジャイロじゃねぇわ」
悠「テメー、頭脳が間抜けかぁ?」
マリア「……」
スッ
悠「指をさすんじゃない!」
久秀「そうよ。悠は頭脳が間抜けじゃなくて存在が間抜けなんだから」
悠「そうだ!……ん?」
マリア「どうやら間抜けは見つかったようですね。」
悠「まったく、渋いねおっにぃ(↑)ちゃん」
福太郎「偽船長は妹キャラやった?」
悠「あの独特のお兄ちゃんニュアンスが怪演。」
吉音「ねぇねぇ」
悠「なん(↑)だい(↓)?」
ともき「その変なニュアンスやめろ」
吉音「さっきラジオ(肆115)で話してたさ未解決事件の話なんだけどさ」
悠「岡山地底湖行方不明事件か?」
吉音「あれって大学生が見つからなかったっていうけど地底湖の中を浚ったりしなかったの?」
悠「気になるか?」
マリア「私、気になります!」
福太郎「氷菓かな?」
悠「んー……じゃあ、少し長くなるがより詳しく話そうか。まず頭から話すと、高知大学三年の仮にAとする。Aは大学の洞窟探検サークル仲間4人と一緒に岡山県の洞窟鍾乳洞に訪れた。午前11時ごろ入洞しAは最奥にタッチすると意気込んでいたらしい。」
想「最奥にタッチというのは?」
悠「この洞窟の終点が地底湖になってるんですが、要するに地底湖を泳いでその一番端(最奥)の岩壁に触れるってことですね。」
久秀「アホでしょ」
悠「それは置いといてメンバーは14:30に地底湖まで到着、当然地底湖なんて言うぐらいだから広く、水は濁っていて光も入らないから真っ暗だ。地底湖の全貌としては最奥のまでだいたい20メートル、自分たちが立っている場所から水面までは高さ5メートル、そこから水深は30メートルらしい。」
真樹「飛び込むだけでも普通は怖いね。っていうか、明かりもなしじゃ無理でしょ。」
マリア「ロープとかで降りたんですか?」
悠「なぜか服のまま飛び込んだ。それから数分後、タッチという声が聞こえたらしい。」
ともき「何で服のまま?!」
吉音「らしいっていうのは?」
悠「暗くて見えなかったそうだ。それから数十分後、Aを呼んでも返事はなくいっこうに帰ってこない、これはマズいと思って助けを呼びに戻った。これが生存者であるサークル仲間4人の証言を基にした話だ。それから鍾乳洞を脱出し110番したのが四時間後の6時15分、Aの創作は約5日間行われたが見つからないまま捜索が打ち切りになった。どうだ、不可解なことが多いだろ?」
久秀「遺体が見つかってないのは変よね」
吉音「でも、暗くて捜索困難なんでしょ?」
想「ですが約5日も捜索して25メートルプールほどの大きさの湖に浮いているはずの遺体を見つけれないということがあるんでしょうか?」
マリア「遺体が見つからない以上Aさんが本当にそこで亡くなったのかすら不明ですね。」
悠「次に洞窟から出て助けを呼びに行く際の事、洞窟探検では基本的に迷わないよう道中に目印としてワイヤーを残して帰りはそれに沿って脱出する。だがメンバーたちはそのワイヤーを回収しながら脱出し外で助けを呼んだ。」
真樹「えっ、てことはもしAさんが自力で湖から上がってたら脱出しようとしても迷ってた可能性があるってことだよね。」
久秀「むしろその4人のメンバーはAが死んでいたことを確信していたってことじゃないかしら。そもそもそういう場合はメンバー二人は残ってワイヤーも残してAの帰還の備えた待機担当と救援要請担当の2:2に分かれるべきでしょ。」
悠「さらに不可解なのはメンバーたちはAが溺れる様子を誰も聞いていないということだ。Aが溺れる際、見えなくとも大きく水を叩く音で知らせたり「助けてくれ」みたいに救援を求めなかったのか?ってことになる。そして事件後もおかしなことは続く、まず通例では探検隊長や部長、副部長などが記者会見を開くものだが逃げ回り記者会見をされなかった。」
久秀「いつもは行き過ぎた報道合戦を行うマスコミが対象が逃げ回ったという事だけで取材や記者会見の要求を行わないものなのかしら?」
悠「そして次にこのサークルのミクシィの記事やホームページが次々と削除、改ざんされていき、死後であるはずのAのミクシィも何者かが不正ログインし、改竄され探検部に繋がる情報の一切が非公開にされた。」
福太郎「何が書かれとったん?」
悠「鍾乳洞の最深部で飲み会、裸になってハメを外す様子などかなり乱れた内容だったそうだ。ついでに部長、副部長の名前も削除されていた。もともとこのサークルは男15:女10でサークル内恋愛でもめていたりもしたらしい。」
吉音「えーと、つまり……?」
悠「……不可解な点が多すぎる未解決事件だということだ。」
真樹「うーん、もっと人員を集めて調べ直せば遺体見つからないのかな?」
悠「残念ながらその鍾乳洞はもう立ち入り禁止になっている。はい、小鳥遊お勉強問題!第3部:冷蔵庫に隠れていたが飲み物を全部出していてバレた頭脳が間抜けの名前は?」
久秀「ワイヤーを回収しながら出ている、死体が見つからなかった時点で本当にそこで溺れたのかが疑わしい話ね。」
真樹「お酒飲んでたみたいだし酔って飛び込んだんじゃないのかな?」
想「それで溺れたのだとしてもやはり遺体が見つからないのが不自然ですよね。」
吉音「うーん……変な事件だねぇ。」
福太郎「事件に夢中やね」
ともき「呪いのデーボ」
悠「ありがとう……ジャイロ」
ともき「ジャイロじゃねぇわ」