ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】

ーラスタラヴー

戌塚「よ、ほっ…」

千夜「……」

戌塚「ほっ、お!千いったぞど」

千夜「なっ…ま、まて……あ…」

戌塚「あーあ、死んだぞと」

千夜「くっ…」

澪「なんだ、二人もモンハンか?」

千夜「…あぁ。」

戌塚「けど、千はゲーム下手でな~なかなか進まないぞと」

千夜「るせぇ。」

澪「けど、またなんで?」

千夜「……」

戌塚「紅に張り合ってんだぞと。」

千夜「誠、テメェ!」

澪「はは…なるほど。それで腕は?」

戌塚「まーどっちもハンターランク1で似たようなレベルだぞと。」

千夜「くそ…ムカつく…」

澪「なんなら手伝おうか?俺もそこそこできるぞ。」

千夜「ふん。どうでもいい。」

戌塚「これは一緒にやろうって意味だぞと」

美喜「…ところでアンタら注文は?」

千夜「水」

美喜「をぃ…」

戌塚「なんかノンアルコール頼むぞと」

美喜「はぁ…わかったわ。」

澪「二人は何使ってるんだ?」

千夜「太刀。」

戌塚「俺も太刀だぞと。」
澪「二人とも同じ系統か。」

美喜「はい、おまちどう様。ピーチメルバよ」

ピーチメルバ
0度中口シェーク

ピーチネクター60ml
レモンジュース15ml
ライムジュース15ml
グレナデンシロップ10ml

材料をシェークして、氷を入れたオールドファッションドグラスに注ぐ。

美喜「フランス料理界の巨匠エスコフィエが、当時人気のプリマドンナ・メルバに捧げた同名のデザートがネーミングの由来よ。」

千夜「…桃の甘い香りがいいな。」

澪「大人の味わいのノンアルコールカクテルだ。」

戌塚「千が飲めたらアルコール頼むんだけどなだぞと」

千夜「るせぇ。…酒は苦手ってんだろ。」

澪「二人は仲いいけど…長いのか?」

戌塚「長いぞと。ずっ~と一緒だぞと」

千夜「腐れ縁なだけだ。」

戌塚「千はさ、いっ…つも一人でな~俺が話しかけてやったんだぞと」

澪「へぇ…」

戌塚「次の瞬間に回し蹴りかまされたけどなだぞと」
澪「は?」

千夜「ウザかったからな。」

戌塚「だからって出会い頭で蹴りはないぞと」

澪「ごめんごめん。ちょっと待て。初対面の時だよな?」

千夜「……」

戌塚「そっだぞと。」

澪「な、なんで?」

戌塚「千は札付きのワルでさぁ…誰彼無しに話しかけてきた相手蹴りとばしてたんだぞと」

千夜「…一度蹴れば二度は来ねぇからな。……コイツ以外は」

戌塚「毎日、毎日話しかけたからな…そのたびに蹴りがきたぞと」

澪「よく、友達になれたな」

戌塚「ちょっとひねくれてるけど、千はいいやつだぞ痛!」

千夜「黙れ。蹴るぞ。」

戌塚「もう蹴ってるぞと…」
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