ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】10

ーラスタ・ラヴ(10/3/夜)-

悠「若いお方は血気が盛んすぎていかん」

紅「……」

千夜「……」

寅「……」

弩躬「……」

悠「あ、なんでもないんでどうぞ、あっち向いててください。」

寅「……」
スィッ…ゴッ!ゴッ!
悠「やだ、あっち向くどころか音もなく背後に回られてお尻蹴られてる!!」

紅「次、俺な」

千夜「……」

弩躬「えーと、返しがついてるダートはっと……。」

悠「おれの尻に並ぶんじゃねぇ!!」

真樹「お尻に並ぶ……実に興味深い!」

紅「囲んでボコるか」

千夜「そうだな。」

悠「なんでゃっ!」

ともき「そりゃそうだろ。」

福太郎「ここぞってときの言葉のチョイス失敗はファンブル(致命的なミス)やな」

悠「失敗とファンブルはかぶってる」

優日「頭痛が痛い的な」

悠「馬から落馬した」

優日「朝飯を作るのは朝飯前だ。」

悠「サハラ砂漠」

弩躬「サハラ砂漠は重語じゃないだろ」

悠「いや、「サハラ」はアラビア語で「砂漠」の意味だから、サハラ砂漠は砂漠砂漠なんだよ。」

紅「マジで?」

悠「マジで。」

真樹「へー、なにそれ面白い。他にもある?」

悠「ゴビ砂漠 だな。 「ゴビ」はモンゴル語で「砂漠」の意味だ。」

優日「モンゴリアン……デスワーム!」

千夜「は?」

福太郎「怪物やね。」

悠「あと、リオ・グランデ川 の 「リオ (rio)」はスペイン語で「川」だ。」

寅「……グランデはなんだ?」

プロメ(仮)【グランデ (grande)」は「大きい」です。】

ともき「はー……意味を知ったら重語になってるものって結構多いんだな」

悠「外来語+日本語でそういうことになってるパターンが多い。例えば「排気ガス」って言葉があるが「気」は「ガス」って意味だろ。だから本来なら排気、排ガスが正しいことになる。」

優日「言われてみればシェリー酒もシェリーだけで酒の意味だもんね。」

弩躬「マスケット銃も「マスケット」で「銃」の意味だな」

千夜「知識が偏ってな……。」

悠「たぶん、探せばまだまだあるんだろうけどな。ニポポ人形のニポポはアイヌ語で人形だし」

紅「ニポポ人形がまずなんだよ。」

福太郎「アイヌの郷土玩具やね。「ニポポ」にはアイヌ語で「小さな木の子供」「人形」という意味があって縦長の木に丸い顔が彫られたもンで、胴は八角形のこけしのような形状をしている。一つの台座に男女一対の人形を並べたものが多い。」

紅「お、おう」

ともき「なんですかそのニポポ人形知識の豊富さ…」

悠「「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」とかでもキーアイテムだしな」

ともき「北海……なに?」

悠「「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ」ゲームだ」

ともき「何のゲーム……あ、探偵系のか」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!第3部:ウィルソン・フィリップの職業は?」

優日「DIOさまの使い捨て投擲道具」

真樹「職業かな?」

寅「違うだろ」

福太郎「上院議員」

紅「上院議員ってなんかすげぇな」

弩躬「けど、死ぬ前にDIOの運転手に転職したから運転手だろ」
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