ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】10

ーラスタ・ラヴ(10/1/夜)-

悠「……」
ズッタンズッズッタン!

ともき「無言で踊るな」

悠「……」
ズッタンズッズッタン!
福太郎「……」
ズッタンズッズッタン!

真樹「増えた!?」

悠「……」
ズッタンズッズッタン!
福太郎「……」
ズッタンズッズッタン!
優日「……」
ズッタンズッズッタン!

ともき「増えんな、増えんな」

悠「ふぅ……やり切ったぜ」

ともき「何をだよ」

悠「Dance!」

ともき「イラッとするからネイティブな発音やめろ。」

悠「たまにはこういう風に体動かすのもいいもんだぞ。」

優日「(殴り合い蹴りあいで)身体動かしてんじゃん」

悠「(痛みが伴うのは)ないです。」

真樹「そういえばダンスっていうと最近は体育の授業でダンスの項目があるんだよね。」

悠「確実にいじめが生まれる項目だよな」

福太郎「せやな」

ともき「言わんとしてることはわかるけども……。」

悠「そもそも踊りなら別にマイムマイムとかでイイじゃん。女子とも手を握れるし」

神姫「マイムマイムって……もっと別のあるでしょ」

悠「別の踊り……やっさいもっさい?」

優日「木更津市民専用だね」

悠「ラジオ体操」

ともき「運動の前にやれ」

悠「えー……後は何だ?敦盛?」

福太郎「織田信長さんかな?」

優日「踊りっていうか舞だね」

悠「…………あ、あったあったみんなが踊れて運動にもなるのが!」

ともき「なんだよ」

悠「ソーラン節」

ともき「みんなが踊れるもんじゃないだろ」

悠「え?」

ともき「え?じゃねぇよ。」

真樹「ソーラン節って何?」

福太郎「んー……北海道の日本海沿岸の民謡やね。発祥地は後志の積丹半島から余市郡にかけての地域でニシン漁の歌として有名なんやけど……知らへん?」

真樹「ぜんぜん」

悠「え?ソーラン節知ってる人」

「「「……」」」
スッ

真樹「僕以外全員知ってる?!」

悠「踊れる人」

「「「……」」」

真樹「よかった、それは全員なしなんだ。」

悠「マジかぁ……福ちゃんもか」

福太郎「金八先生でしっとうちゃしっとうけど踊るンはでけんなぁ。悠はなんで踊れるん?」

悠「ガキのころなんかで踊らされたんで覚えたようなきがする。」

ともき「すっげーふわふわしてんな。」

悠「ふわふわのパンケーキィ~。」

神姫「……」
パァン!
悠「ぶべらっ!」

ともき「パーンだったな」

優日「わたしはふわふわのパンケーキ、ガッツリとホットケーキを食べたい。バケツ一杯のメイプルシロップに丸々一枚沈めて齧りつきたい!!」

神姫「聞いてるだけで胸やけしそう。」

優日「でも、宇宙の始まりが見えるらしいですよ?」

ともき「トリップしてんじゃねぇか」

悠「trip」

ともき「うっせぇ!」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!第5部:スタンド使いズッケェロに対して拷問している最中、唐突にギャングダンスを踊りだしたのは?」

優日「オレンジ、ミックス、子羊!」

ともき「なんの呪文だよ」

真樹「料理かな?」

神姫「ナランチャ、ミスタ、アバッキオってことでしょ」

福太郎「ナランチャはオレンジ、ミスタはミックス、アバッキオは子羊って意味やね。」
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