ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】10

ーラスタ・ラヴ(9/25/夜)-

悠「通ってもよろしいかしら~~~~」

優日「タコス!」

ともき「は?」

拳二「……」

悠「なに見とんじゃい!」

拳二「バカ野郎を見てる」

久秀「んふ、ふふっ」

悠「なに笑ろとんねん」

久秀「は?」

悠「……」

久秀「こっち見なさいよ。おい。」
ガリッ、ガリリッ
悠「やだ、この人……鉄扇の角で削ってくる!」

ともき「爆破されるよりいいんじゃね?」

悠「いや、だって首の動脈の部分だぞ?」
ダラッ

福太郎「皮膚一枚いったみたいやで」

優日「今なら猫に引っかかれた程度で済むね。」

悠「すんません、ホント勘弁してください」

久秀「……許しはしないし、忘れもしないけど……とりあえずやめてはあげるわ。」

優日「許されることも忘れられることもない、けどやめてもらえてよかったね。」

悠「そうだな。許されない罪悪感と忘れてもらえない恐怖で心がスリップダメージ受け続けているわ。」

福太郎「もうちょい頑張ればスタンドガ発言するンちゃうかな」

ともき「(コイツにこれ以上変な能力はいら)ないです」

拳二「とりあえず俺ぁ金払ってもらいたいんだが」

悠「誰か助けてください!ドロボウです!強盗です!ゴリラ・ゴリラです!」

拳二「……」久秀「……」
ゴンッ!ゴッ!
悠「おいおい、二発も殴られたよ。」

ともき「明らかに違う人が混じってたけどな」

優日「これが許されないってことだよ」

福太郎「ヘタな呪いより人間の執念の方がおそろいしいという見本やな」

真樹「なるほどなー」

悠「おれの恨みは誰に向けたらいいんだろうな」

ともき「お前は怨まれる側だ」

悠「でも、愛される側でもあるから」

福太郎「せやな」

悠「え?」

福太郎「え?」

真樹「なんで自分でいったのに認めてもらって「え?」っていってるんだろ」

悠「素直に認められることになれてないんだ」

優日「素直に罵倒されるのには?」

悠「慣れてるな。」

久秀「あら、可哀想」

悠「久秀殿はその要因のひとりなんですけどねぇ。」

久秀「そう」

悠「まるで興味なし!悪意無し!悪びれもなし!!はい、小鳥遊お勉強問題!第2部:女装したジョセフがドイツ軍の屋敷に届けたものは?」

拳二「酒だろ、酒。」

優日「お酒ですよね。あとはおつまみ。」

悠「酒酒酒、人として恥ずかしくないのか!」

優日「人以外の発言は認めない!」

悠「誰が人外やねん!」

福太郎「新パターンできたな」

悠「やったぜ!」

久秀「酔ってんのコイツら?」

ともき「テキーラ」

拳二「あと、家賃」

悠「チッ!」
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