ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】10

ーラスタ・ラヴ(9/15/夜)-

悠「ジョースター家は血統ゆえに誇りと勇気から力を得、運命に勝利して来た。だが!弱点もまた血統ゆえに空条承太郎……娘がおまえの弱点なのだ。」

マリア「悠さんの娘が弱点ですね。」

悠「同時に逆鱗でもあるぞ。」

福太郎「表裏一体」

吉音「でも悠を狙ってくるひとは真っ正面からだよね。寅君とか」

悠「だからこそ怖いんだけどな、超怖いんだけどな」

福太郎「人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる、わけやから。」

マリア「つまり、悠さんは寅さんを倒して安心を得るわけですね。」

悠「倒したら倒しただけ強くなってリベンジしてくるんだよなぁ。」

真樹「サイヤ人かな?」

悠「似たようなもんだ」

ともき「なんでやねん」

悠「そういえばせっかく色々と調べたのに話し忘れてたから、あの話しようと思うんだが」

吉音「なんの話?」

悠「世にも珍しい奇病の話」

想「奇病……ですか」

ともき「前はウォーキングデッド症候群とアルビノだったな」

悠「今回はハイパーサイメシア」

吉音「必殺技?」

真樹「ぽいね。」

悠「ハイパーサイメシアは超記憶症候群とも呼ばれその名前の通り超人的な記憶力を発揮することができる。例えば何年何月の何日は何曜日だったかとかその日は何をして、誰と何を食べていたかなど普通の人では覚えているはずのない情報を鮮明に思い出すことができる。」

吉音「すごーい!」

マリア「あれ、サーバルちゃん?」

ともき「違うだろ」

悠「しかしこの症状は世界でまだ20人程度しか見つかっておらず脳の構造の変異だという説や脳の使い方の違いによる物だという説など症例があまりにも少なすぎるため原因や対処法を特定できないのが現状だそうだ。」

真樹「でもそんな能力ならいいんじゃないの?便利そうだけど」

悠「少し話を聞いただけだと羨ましく思えるかもしれんが記憶できる情報には個人差があり何歳の何月何日といった日付やそのひ自分が何をしていたかを完璧に思いだせるというジル・プライスの場合は学校の勉強を覚えるのにはとても苦労したという。」

ともき「なるほど、都合よく欲しい情報や知識だけってことではないんだな」

悠「同じくハイパーサイメシアのルイーズ・オーエンは自身のつらい記憶である「転向しなければならない日を知ったとき」の事を鮮明に覚えているため当時感じた「自分の世界がガラガラと崩れていくような感覚」がふとしたきっかけで蘇り未だに苦しめられてるという。」

福太郎「んー……嫌な記憶をずーーっと鮮明に覚えとるんはきついわな。」

悠「そう「鮮明に詳細を思い出せる」という他人が持たない能力により他の人が知らない苦しみまで味わうこともある。ということで小鳥遊お勉強問題!第6部:プッチ神父のスタンド:ホワイトスネイクは相手に触れて記憶やスタンドを何にして奪う能力?」

福太郎「神の身命において命ずる」

マリア「素数を数える」

吉音「なんかこう……ひっぱりだす!」

悠「間違いではないんだけど」

ともき「DISCにして抜き取る」

想「大事な記憶とかを保管するのに便利そうですね。」
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