ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】10

ーラスタ・ラヴ(8/28/夜)-

悠「我がバブル犬―「チューブラー・ベルズ」が追跡する世界」

福太郎「わんわんお」

優日「わんわんお」

悠「わんわんにゃー!」

神姫「……」
パァン!
悠「……えっ?」

ともき「あーあ、叩かれた」

悠「なんで叩かれたんだろ。」

優日「うるさいからだよ。」

悠「ああ、肩と服の隙間に指ツッコんだからじゃないのか、よかった。」

神姫「次は折るわ」

優日「生肌に触れるなら悠は指の一本くらい余裕だよね。」

悠「うーん……切断じゃないならワンチャン頑張れるかな」

ともき「その頑張りをもっと別のことに向けられないか?」

悠「別の……こと?」

真樹「夏休みの宿題とか」

悠「しゅく……だい……?」

福太郎「どんどん知恵を失っていっとる」

優日「新手のスタンド攻撃かな?」

ともき「いや、そういうんじゃないだろ」

悠「ならどういう事だという世界」

神姫「悠の頭が悪いって話の世界よ」

悠「おれは愛すべき馬鹿枠だから」

神姫「行動力のある馬鹿の間違いでしょ?」

優日「ああ、一番うっとおしくて迷惑な枠だね。」

悠「だれに迷惑をかけてるというのか!!」

ともき「色んな人にだろ」

悠「迷惑をかけずに生きていける人間なんて一人もいないから」

福太郎「せやな」

神姫「そうだとしても、少しでも迷惑をかけないように生きているのがまともな人間なのよ。」

福太郎「せやなの世界」

悠「せやせやせや、なっ!」

神姫「……」
パァン!
悠「今度は逆のホホホをぶたれたよ」

ともき「「ホ」が多い」

真樹「右の頬をぶたれたら左の頬も差し出せとかなんとか」

優日「ハンムラビ法典だっけ」

悠「それは目には目を歯には歯をだ」

真樹「やられたらやり返せの精神」

神姫「原典はそういう意味じゃないのだけどね。」

真樹「え、そうなの?「目をつぶされた報復には目をつぶせ、歯を折られた報復には歯を折れ」ってことじゃないの?」

福太郎「過激やなぁ」

ともき「やっぱり悠の親戚って感じがする。」

悠「しっけいな、おれはもっと辛い目にあわせる。」

優日「行動力のある馬鹿の世界」

神姫「本来は「目をつぶしてしまった罪には自らの目で償う」「歯を折ってしまった罪には自らの歯で償う」。つまり同害報復の法というより、過度な報復を防ぐための法なのよ。「倍返しとかダメだよ」と。」

優日「へー私は報復したいです(立派な考えだね。)」

ともき「本音と建前が逆になってんぞ」

悠「ちなみにハンムラビ法典は約4000年前のバビロニアの法典だ。」

福太郎「つまり4000年前に、すでに争いの拡大を防ぐ知恵があったことやな。」

神姫「それで納められるとは到底思えないけどね……の世界。」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!第7部:ヴァレンタイン大統領の護衛のスタンド使いマイク・Oの口癖は?」

真樹「……」
優日「……」
福太郎「……」
神姫「……」

ともき「~~の世界。っていうか、みんなちょいちょい言ってたよな。」

悠「みんながちょいちょいいってる世界」

ともき「やかましい」
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