ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4
ーラスタ・ラヴー
拳二「すぅ~……はあぁ~」
悠「なぁ。」
拳二「あん?」
悠「俺の隣でタバコ吸うのはアレか?嫌がらせか?それとも間接的に俺のストレスを沸き立ててるのか?」
拳二「両方だ。」
悠「よし、出ていけ。」
拳二「何様だ。よう、姉ちゃんここは禁煙じゃねぇよな?」
美喜「そうね。」
拳二「おらどうよ。」
悠「やかましい。俺の側で吸うのが問題ってんだよ。タバコ臭い!」
拳二「いいじゃねぇかオッサンの楽しみを奪うのはいけねぇぜ。」
悠「俺だって二本、四本ぐらいは我慢してやる。けど、お前は今、手にしてるので何本目だよ。」
拳二「ふぅー……八本くらいか?」
悠「十八本じゃい!んで今、十九」
拳二「お、次で二十か。キリがいいな」
悠「…お前との口論にキリがないわ」
拳二「かっかっか。上手ぇじゃねえか。ほれ。」
悠「…いや、箱渡されても吸わんから。」
拳二「一本くらい付き合えよ」
悠「タバコ嫌いってんだろ!」
拳二「タバコが嫌いなだけで、吸ってる人間は嫌いじゃねぇんだろ?」
悠「まぁな。」
拳二「……やめろよ。照れるだろ。」
悠「話振っといて、勝手に照れるなや。オッサンが気色悪い。」
拳二「おっさんだから、もう喜怒哀楽に弱いんだっーの。っか…あれだ、トシのせいなのか確かに俺はずいぶん涙もろくなっちまったなぁ。」
悠「あん?」
拳二「ほら、動物の赤ちゃんが出てくる番組だとか、幼児が買い物に出掛けたりする番組だとか……今まで冷めた目で見てたのによぅ。最近はそういうのを見ちまうと結構やべぇんだわ。」
悠「知るかよ…。」
美喜「拳二さんは家族を持つ気は?」
拳二「ふぅー……ひと昔は金が入ったら、いい女をひっかけてガキのひとりもつくろうかと思ったけど…ダメだわ。こんな仕事じゃなぁ。いつ死ぬかもわかんねぇし。」
悠「はぁん?テメェが死ぬたまかよ。」
拳二「かっかっか。お前と違って俺は死んじまうんだよ。」
悠「俺が死なないみたいにいうな!」
拳二「ふぅー……そうじゃねぇよ。守るもんがある奴ぁは死なねぇ。っか、死ねねぇだろ?」
悠「おあにく様、こちとらチャランポランに生きてるから守るもんなんかねぇよ。ま、死ぬ気もさらさら無いけどな。」
拳二「かっかっか、なら俺と同じだ。」
悠「お前が俺の将来というなら……今日から真面目に生きることを神に誓おう。」
拳二「神なんか信じるタイプだったか?」
悠「いんや。」
拳二「そうか。俺は居ると思ってるぜ。」
悠「あん?」
拳二「なにせ、俺は拳の神を背負ってるからな。」
悠「オッサン、千手観音は拳の神じゃねぇぞ」
拳二「考え方だ。神と思えば神。違うと思えば違うさ。」
悠「神が人を創るか…人が神を創るか…か。」
拳二「かっかっか。お前はどっちでぃ?」
悠「興味なし…かな。神、鬼、幽霊、悪魔、龍、妖怪、あらゆる畏怖を象徴しても……最後に勝つのは人間なんじゃね?」
拳二「すぅ~……はあぁ~」
悠「なぁ。」
拳二「あん?」
悠「俺の隣でタバコ吸うのはアレか?嫌がらせか?それとも間接的に俺のストレスを沸き立ててるのか?」
拳二「両方だ。」
悠「よし、出ていけ。」
拳二「何様だ。よう、姉ちゃんここは禁煙じゃねぇよな?」
美喜「そうね。」
拳二「おらどうよ。」
悠「やかましい。俺の側で吸うのが問題ってんだよ。タバコ臭い!」
拳二「いいじゃねぇかオッサンの楽しみを奪うのはいけねぇぜ。」
悠「俺だって二本、四本ぐらいは我慢してやる。けど、お前は今、手にしてるので何本目だよ。」
拳二「ふぅー……八本くらいか?」
悠「十八本じゃい!んで今、十九」
拳二「お、次で二十か。キリがいいな」
悠「…お前との口論にキリがないわ」
拳二「かっかっか。上手ぇじゃねえか。ほれ。」
悠「…いや、箱渡されても吸わんから。」
拳二「一本くらい付き合えよ」
悠「タバコ嫌いってんだろ!」
拳二「タバコが嫌いなだけで、吸ってる人間は嫌いじゃねぇんだろ?」
悠「まぁな。」
拳二「……やめろよ。照れるだろ。」
悠「話振っといて、勝手に照れるなや。オッサンが気色悪い。」
拳二「おっさんだから、もう喜怒哀楽に弱いんだっーの。っか…あれだ、トシのせいなのか確かに俺はずいぶん涙もろくなっちまったなぁ。」
悠「あん?」
拳二「ほら、動物の赤ちゃんが出てくる番組だとか、幼児が買い物に出掛けたりする番組だとか……今まで冷めた目で見てたのによぅ。最近はそういうのを見ちまうと結構やべぇんだわ。」
悠「知るかよ…。」
美喜「拳二さんは家族を持つ気は?」
拳二「ふぅー……ひと昔は金が入ったら、いい女をひっかけてガキのひとりもつくろうかと思ったけど…ダメだわ。こんな仕事じゃなぁ。いつ死ぬかもわかんねぇし。」
悠「はぁん?テメェが死ぬたまかよ。」
拳二「かっかっか。お前と違って俺は死んじまうんだよ。」
悠「俺が死なないみたいにいうな!」
拳二「ふぅー……そうじゃねぇよ。守るもんがある奴ぁは死なねぇ。っか、死ねねぇだろ?」
悠「おあにく様、こちとらチャランポランに生きてるから守るもんなんかねぇよ。ま、死ぬ気もさらさら無いけどな。」
拳二「かっかっか、なら俺と同じだ。」
悠「お前が俺の将来というなら……今日から真面目に生きることを神に誓おう。」
拳二「神なんか信じるタイプだったか?」
悠「いんや。」
拳二「そうか。俺は居ると思ってるぜ。」
悠「あん?」
拳二「なにせ、俺は拳の神を背負ってるからな。」
悠「オッサン、千手観音は拳の神じゃねぇぞ」
拳二「考え方だ。神と思えば神。違うと思えば違うさ。」
悠「神が人を創るか…人が神を創るか…か。」
拳二「かっかっか。お前はどっちでぃ?」
悠「興味なし…かな。神、鬼、幽霊、悪魔、龍、妖怪、あらゆる畏怖を象徴しても……最後に勝つのは人間なんじゃね?」