ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】10

ーラスタ・ラヴ(8/25/夜)-

悠「実はわたし、『宇宙人』なんです。」

マリア「人間ではないな、と常々思ってました。」

優日「まぁ、怪物的なそれだよね。」

悠「おれを怪物というが、よく見てみろあっちのが怪物か何かだろ。」

拳二「……」
ブンッ!
バッ!
悠「……」

拳二「避けんな!」

悠「避けるわい!」

ゆうな「避けるよりガードカウンターでしょ。」

ゆえ「もしかしたらぱんちだけどまほうこうげきなのかもしれない……。みぎてにつえそうびしといて……。」

悠「完全物理だけどGCが通用するようなのじゃないからな。」

真樹「ガードカウンターってなに?」

ゆうな「敵の攻撃を無効にしてカウンターする技」

拳二「わりとそのまんまだな。」

ゆえ「しんぷるいずしんぷる……」

久秀「ベストではないのね。」

マリア「至ってシンプルなんですね。」

優日「スライムかな?」

ともき「シンプル=スライムってどうなんだ?」

福太郎「んっ、フォルムとかはシンプルやし?」

悠「シンプルにネットで売られてた変な物といえばロボットだな。」

ともき「そのシンプルの使い方はおかしい」

真樹「ロボット?普通に売られてるんじゃない?」

悠「お前が想像してるのはオモチャのロボットとかだろ。そうじゃなくて水道橋重工から発売されているクラタススターターキット、重量約5トン、身長3.8メートル、エンジン駆動人型四脚巨大トイロボットだ。」

ゆうな「アーマードコアかな?」

ゆえ「たきゃくろぼはろまん……」

悠「通常の常用玩具と異なり安全性・快適性は保証されてない(あぶねえ&居心地悪め)だがロボットのパイロットになるというおれ達人類の夢を叶えてくれる。」

久秀「別に夢ではないけど」

拳二「俺ぁも車とかのがいいな」

福太郎「ちなみにお値段は?」

悠「1億2千万円」

ともき「ああ、やっぱりそういう額だわな」

悠「ちなみにこちらはスターターキットってことで両腕がついてない。」

ゆうな「ダメじゃん」

ゆえ「うでどこ……ここ……?」

悠「腕をつける場合は別のオプション価格となっております。」

優日「ディアゴスティーニかな?」

マリア「初回はめちゃ安くて次から数千円する奴ですね。」

悠「ちなみにメルカリで「ぼくの童貞」が300円で売ってたぞ。」

拳二「5万ぐらいもって風俗いけや」

久秀「しかも300円払えという根性が腹立つわね。」

悠「童貞ビジネスは儲けにならないということだな。はい、小鳥遊お勉強問題!!第4部:自称宇宙人のミキタカが生理的に嫌う音は?」

ゆうな「ウーーウーー!」

ゆえ「そのうーうーいうのやめなさい……!」

マリア「あれ、なんでだろう……うーうーは私がいうのが正解だった気がするのは……。」

優日「うみねこでうーうーいってる子が真里亞(まりあ)だったからね。」

拳二「うーうーってなんだよ。消防車のサイレンの音か?」

福太郎「んっ、正解です。」

拳二「マジかよ」

悠「じゃ、そういうことで」

拳二「家賃」
ガシッ
悠「チッ」
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