ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

悠「うーす。ケーキほしい人」

「「「はい!」」」

翼「どした…すごい量のケーキだな。」

悠「ちょっと買いすぎてな。あまりは好きに持ち帰ってくれ。」

翼「いいのか?全部高そうだぞ。」

悠「気にしなさんな、腐らせたらもったいないだろ。」

紅「悠がたまに買ってくるケーキって無茶苦茶美味いんだよな。ハグハグ」

美喜「シュークリームを二口で片付けないで…味わいなさいよ」

紅「うはぁ~メチャウマ!バニラが口いっぱいだ。」

澪「こっちも生地がサクサクだ。いつもどこで買ってるんだ?」

悠「企業秘密。」

鈴猫「あー…またそれ!」

悠「いっひっひ。まぁ、食えよ。」

鈴猫「う~…これ全種類食べたらぜったい太っちゃう…」

紅「いらないならもらうぞ。」

鈴猫「た、食べるわよ!」

ともき「あむ…酸味がいいなぁ。すごく後味が切れる。」

翼「こっちもさっぱりした苦味がいやらしくない…」

悠「いい店だからな」

ともき「……前から、おもってたけど、悠の味に似てるような気がする。」

悠「嬉しいな。俺が焼いたのでも売り物になるか?」

紅「ング…悠が店やるなら毎日食いにいくぞ。」

悠「ケーキ屋でもか?」

紅「できれば飯屋で!」

悠「おぃおぃ…」

美喜「やるならうちの店の近くで深夜までやるなら行ったげるわよ。」

悠「まぁ、たしかに…ここらなら深夜でも客足があるだろうけど…めんどそうだな」

澪「はは、深夜に開く店って悠らしいじゃないか」

悠「簡単にいうなよ。俺が飲食店なんて…」

ともき「悪くないじゃないか。俺はありだと思うぞ。本当に

悠「ともきまでなに言い出す。」

ともき「悠はなんだかんだで才があるんだから道のひとつとして考えとくのも悪くないだろ」

悠「いやいや…買い被りすぎ」

翼「性格を多少直したら、かなりいい線いくんじゃないか?」

美喜「性格が問題だけどね」

悠「好き勝手いいなさんな」

紅「悠、一番得意な料理は?」

悠「中華ついで和食かな、まぁ、だいたいの和洋中はつくれるけど」

鈴猫「鮟鱇とかさばけたりする?」

悠「設備があればできるぞ」

澪「マジか…え、ウナギは?」

悠「出来るぞ。鱧もやれる。」

美喜「…フグは?」

悠「できるけど…免許はない。」

ともき「凄いけど、凄くあぶねぇよ!」

悠「いっひっひ。」

翼「今、その笑いは洒落にならないぞ」

悠「俺の話はいいからケーキ食えよ。まだまだあるんだからな。」

紅「持ち帰りで」

美喜「私も一箱貰ってくわ。」

悠「へいへい、翼は三箱くらい持ってけな」

翼「悪いな。」

悠「いつも世話になってるだろ。礼なんかいらねぇさ。あ、ともきはつかさとラヴラヴにペアで一箱貰ってけな。」

ともき「ひとこと余計なんだよ」

悠「ともきちぇき~」
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