ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】10

ーラスタ・ラヴ(7/29/夜)-

悠「小鳥遊お勉強問題!第4部:杜王町の町の花は?」

ともき「え?」

マリア「いきなりですね。」

鈴猫「なんだろう…。」

福太郎「フクジュソウ」

悠「福ちゃんがフクジュソウ……ふふっ。」

久秀「いや、ぜんぜん面白くないけど。」

悠「うん、今のはちょっと無理有るかなって思った。でも、小さく笑えば誤魔化せるかと思ったんだ……。」

マリア「ダメでしたねぇ。」

悠「紅でもいたらきっと爆笑だったんだろうけどなぁ」

ともき「いや、無理だろ。」

マリア「見てください、道玄さんなんてピクリともしてませんよ。」

道玄「……」

悠「むしろ、おっさんが爆笑してたら恐怖を感じるわ。」

道玄「……」
ブォン!
悠「……かはっ!」

真樹「え、なに?」

悠「げほっ、呼吸が……けほっ、一瞬しにくくなった……。なにしやがった!」

道玄「ふんっ」

悠「酸素か、酸素なのか!ウェザーリポートかっ!」

ともき「違うだろ」

鈴猫「ていうか、大丈夫?」

マリア「ぜんぜん、大丈夫です。」

悠「なんでお前が答えるんだ。」

マリア「なんとなくです」

久秀「生きてるから平気でしょ」

悠「生きてるか死んでるかでの判断は極端すぎないかな」

道玄「間違ってないがな」

悠「間違ってんだよ。」

道玄「……」

悠「すぐに睨む…。でも、神姫よりは手が出ないだけ安心できる悲しさ」

マリア「手を出されるようなことしてるだけじゃないですかねぇ」

悠「そんなはずはないんだけどなぁ。」

久秀「痛めつけて欲しいの?」

悠「一言も言ってねぇだろ!」

福太郎「ところでフクジュソウってどんな花やっけ?」

鈴猫「えっ?!あ、えーと……フクジュソウは北海道から本州の山野に多く見られる「春植物」だね。今まででフクジュソウとされていたものは現在4種類に分類されてて、人里に近いところでも大群落をつくるから、花の歳時記には必ず登場する花だね。」

マリア「ハァハァ」

ともき「何興奮してんだ……。」

マリア「なんか花を語る鈴猫さんに色々とドキがムネムネしました。」

真樹「胸がどきどきじゃないかな。」

悠「心不全じゃね?」

マリア「やめてくださいよ。万が一にもあり得なくないようなこと言うのは。」

久秀「時期的には熱中症と脱水症の合わせ技じゃない?」

福太郎「ヤバいほどあつうなって来とるもんなぁ」

悠「夏だぜぇっ」
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