ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】10

ーラスタ・ラヴ(7/26/夜)-

悠「シールを貼ったものはふたつに増える!」

マリア「まず悪用法を考えますよね。」

悠「そりゃ腕に貼りつけるだろ」

ともき「……え、それでどうなる?」

悠「腕が増える両手に貼れば四本、つまり、オラオラのラッシュが4倍だ」

福太郎「ASBであったな。エルメェスがジョリーンの腕にシール貼って4倍ラッシュする必殺」

真樹「でも、シール剥がし終わったら元に戻ってしかも破壊されるんだよね?」

悠「そうだ。」

福太郎「敵は倒せても腕が裂ける運命」

マリア「ダメじゃないですかね。」

悠「ジョリーンはたとえ裏返っても身体を糸状に解いてノーダメージに出来るからセーフ」

弩躬「ただ、悪用じゃねぇよな。正当というか理にかなった使い方」

悠「じゃあ、悪用法を考えてみろよ。」

ともき「なんで悪用に拘るんだろうか……」

久秀「札束を増やしたらいいでしょ」

悠「でも、最後は一つになって壊れるんだぞ?」

久秀「別にいいじゃない。適当に増やしてATMにツッコんで元に戻度る前に逃げれば機会が故障しても足はつかないし、預けたわけだからお金は増えてるわけだし。」

悠「…………ああ、そっか、そうだよな。手元に残そうとするから必ず元に戻ってパーンするんだから、全部預けて後でちゃんとした金を引きだせばいいわけだ。」

マリア「目から鱗ですね。」

ともき「目から鱗っていうのかなぁ」

鳳「悪用ではないけれど、ピスタチオに貼りつけて剥がせば簡単に殻が割れるわね。」

悠「なるほどー……って、そりゃ流石に指で割った方が早いと思う」

真樹「普通の人は日々の入ってないピスタチオの殻を指で割ったりできないからね。」

福太郎「そういうんやったら金庫そのものに貼りつけて解除したら金庫が壊れて中のもんを盗れるな。」

久秀「態度の悪い奴の目とかに貼りつけたいわね。」

悠「もはや拷問になってるんだが」

久秀「なにか問題でもあるのかしら?」

悠「……イグノーベル賞の話をしようか」

マリア「逃げましたね。」

悠「2005年、経済学賞。ガウリ・ナンダ。主人から逃げ出して隠れる目覚まし時計を開発。多くの人をベッドから引きずり出し、生産的な時間を増やした。」

弩躬「これちょっと欲しいな」

福太郎「果たして起きたら捕まえられるんやろか」

ともき「どんな隠れ方なのか……」

真樹「でも、僕のスマホも朝起きるとよくいなくなってるベッドの下とかに」

久秀「首から下げときなさい」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!第4部:杜王町の名所で「自殺しかけた若い女を岬の岩は、優しくボヨヨンとはじき飛ばした」という漁師の目撃談から広まった名所は?」

福太郎「ぷよぷよ岬」

マリア「たゆんたゆん岬」

弩躬「アンタらどこ見ていってる?」

鳳「ふふっ」

悠「そりゃおっぱいだろ。ビックパイ!」

久秀「……」
ゴッ!
悠「まただよ、また、足の指に鉄扇落されたよ。」

ともき「ボヨヨン岬」
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