ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】9

ーラスタ・ラヴ(7/12/夜)-

悠「初めての相手は「ジョジョ」ではないッ!このディオだッ―――――ッ!」
白巳「くぅくぅ…」

マリア「悠さん、なにか張り付いてますよ?」

悠「これ?究極生命体シロミーだ!」

福太郎「ついに究極生物になったんやなって……。」

ともき「ホワイトスネイクだったり究極生物だったり何にでも該当させるんじゃない」

悠「じゃあ、いいよ、妖精か何かで」

真樹「妖精かなんかっていう括りも相当デカい気がする。」

悠「そうでもないだろ。妖精とかちょくちょくみるぞ」

マリア「なにか薬やってますか?」

悠「お腹痛いときに正露丸とかは決めてるが、お前も見たことあるだろ」

マリア「化け物は見たことありますけど妖精ってのは無い気がします。」

ともき「化け物はあるのか」

マリア「お熊さんのことじゃないですよ?」

ともき「いってないんだよなぁ。」

真樹「ちなみによう見かける妖精ってどんなの?」

悠「なんか昼間からカップの日本酒とかもってうろうろしてたり地べたに座ってるのおっさんとかいるだろ?あれが妖精だ」

ともき「こぎたねぇ妖精だなっ!!」

真樹「あれらが妖精なら、確かによく見えてる、見ないようにしてるけど見えてる」

福太郎「なるほど、見えるけど見えない存在やから妖精、と」

ともき「それっぽくまとめるのやめてもらっていいですか?」

マリア「見えるけど見えない存在って結構ありますよね。」

真樹「というか、白巳ちゃんはそういう枠でいいの?」

悠「白巳と小汚い浮浪者を一緒にするとか……あなた…『覚悟して来てる人』…………ですよね。白巳を「浮浪者扱い」しようとするって事は逆に「始末」されるかもしれないという危険を常に『覚悟して来ている人』ってわけですよね…」

真樹「おかしくない?!」

悠「テメーはおれを怒らせた。」

福太郎「プッツン状態」

マリア「白巳ちゃんを貼りつけましょう」
スッ
白巳「くぅくぅ」
悠「ふー……スッキリした」

ともき「落ち着くんだな」

悠「頭に登った血を吸われてる感じだ」

福太郎「瀉血かな?」

マリア「ヒルの血吸い的な」

ともき「まぁ、どうせなら干からびるまでやってくれてもいいんだが。」

福太郎「DIOに血を吸われたジョセフかな?」

悠「わしのことはもう気にするな……なるべくしてなったことなんじゃ。」

マリア「でも、悠さんの血とか白巳ちゃんに悪い影響が出そうでダメですよね。」

悠「どういう意味か聞いておこう。」
スッ
マリア「なんで腕振り上げてるんですかねぇ……。」

悠「『読める』…… 動きの『軌跡』が読める……『未来への動きの軌跡』が…『キング・クリムゾン』の能力の中ではこの世の時間は消し飛び……そして全ての人間はこの時間の中で動いた足跡を覚えていないッ!『空の雲はちぎれとんだ事に気づかず!』………『消えた炎は消えた瞬間を炎自身さえ認識しない!』『結果』だけだ!! この世には『結果』だけが残る!!時間の消し飛んだ世界では「動き」は全て無意味となるのだッ!そして わたしだけがこの『動き』に対応できる!!おまえがどう『動く』か全て見えるッ!これが『キング・クリムゾン』の能力だッ!」
ズドォ!

マリア「ぎゃぁぁっ!マジで痛いやつぅ!……あれ?痛くない?」

真樹「ぎっ、ぎぃぃぃっ……!」

福太郎「こいつにはやると言ったらやる……… 『スゴ味』があるッ!」

ともき「さっきの分、忘れてなかったんだな。」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!第4部:岸部露伴がジャンプに連載している作品名は?」

マリア「ジョジョの奇妙な冒険!」

福太郎「ゴージャス☆アイリン」

悠「バオー来訪者」

福太郎「魔少年ビーティー」

マリア「岸部露伴は動かない!」

福太郎「死刑執行中脱獄進行中」

悠「変人偏屈列伝」

ともき「それ全部荒木先生作品だろ」

白巳「ピンクダークの少年むにゅむにゅ」

悠「キングクリムゾン!」
ズパァン!
マリア「ぎゃああっ?!」

ともき「しっかりこっちにもやるんだな……。」
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