ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】9

ーラスタ・ラヴ(7/2/夜)-

悠「そこで問題だ!このえぐられた足でどうやってあの攻撃をかわすか?3択—ひとつだけ選びなさい。答え1.ハンサムポルナレフは突如反撃のアイデアがひらめく。答え2.仲間がきて助けてくれる。答え3.かわせない。現実は非情である。答えは3」

寅「……」
ゴッ!
悠「うげっぇ!」

左近「レバーブロー、まさに現実は非常。」

ともき「やったぜ」

優日「やったわ」

悠「やった!間に合った!運命に勝った!」

真樹「余裕あるなぁ。」

悠「ゲフッ……。」

ともき「ダメージは入って入るっぽい」

悠「死ぬからな。レバーブロウは死ぬからな!」

寅「死ねよ」

悠「生きる!!」

福太郎「魂のシャウト」

悠「どうでもいいけど、今日は膝蹴りからレげふっ、レバブロまでダメージがホントデカいんだけど。なんなの?」

寅「別に」

悠「高飛車な女優か!」

寅「……」
ブォン!
バッ!
悠「ッ……キングクリムゾン!」

ともき「避けてから叫ぶなよ」

悠「『読める』…… 動きの『軌跡』が読める……『未来への動きの軌跡』が…『キング・クリムゾン』の能力の中ではこの世の時間は消し飛び……以下略!」

寅「お前ら、よくいつもこんなのの相手できてるな。」

ともき「出来ればしたくないんですけどね」

優日「第三者視点から見てる分には結構面白いよ。関わると疲れるけど」

悠「その割にはひとに飯たかるよな」

優日「はい」

悠「はいじゃないがな。」

寅「飯を作るのだけがお前の取り柄だろ」

悠「バカ野郎!土いじりも取り柄じゃわい!今年はやべぇぞ!既にトマトが張り裂けんばかりに膨らんでるんだからな!おれもちょっと引いてるんだ!」

左近「何をどうしたらそんなトマトになるんですかい?」

悠「なんだろうな……もしかしたら、アレではないと思ってるんだが。」

ともき「あれ?」

悠「いや、雑草を抜いてるとき白巳がへばりついてたんだが、ヨダレが結構垂れてたんだ。もしかしたら、それで異常に成長したのかもしれない。」

寅「なにいってんだこいつ」

優日「でも、白巳ちゃんのヨダレならトマトぐらい膨らんでもおかしくないかもしれない」

寅「おかしいだろ」

悠「おかしけりゃ笑え」

寅「……泣きさけべ!」
ドガッ!
ガンッ!
悠「当たりはしない!」

左近「しっかり当たってるんですがそれは」

悠「ガードしたからセーフ。そして……骨に響いているから痛い。ここはひとつイグノーベル賞の話をしよう。そうしよう。」

優日「聞いて進ぜよう」

寅「どういうやりとりだよ」

悠「2001年、生物学賞、バック・ワイマー。オナラの悪臭を炭素フィルターで消臭する下着を開発。 」

真樹「これ言ってることはアレだけど何気に凄くない?」

悠「イグノーベル賞やぞ!スゴイに決まっとるやろがい!!」

ともき「なんでキレてんだよ」

福太郎「脱臭とかはこういう所からどんどん発展してきたんやろなぁ。」

左近「深い話……なんですかねぇ?」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!第六部:徐倫が懲罰房棟フロアから刑務所内に戻された後、ヒマすぎるからやったことは?」

寅「殴り合い」

悠「それをやっと後だ」

左近「なら治療でさぁ。」

ともき「現実的ではある」

悠「徐倫はストーンフリーで傷口を縫合できるからな。つまるところ怪我した部分を解いて繋ぎ直しすれば傷に関しては無敵な気がする。」

真樹「ヒマな時にやるのはおしゃれ」

優日「へそピアスもお洒落だから正解だね。」

福太郎「せやなー」
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