ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】9

ーラスタ・ラヴ(6/23/夜)-

悠「帝王はこのディアボロだぁぁーー!」

ともき「……」
ゴッ!
悠「無言の灰皿!」

優日「新手のスタンドかな?」

福太郎「透明なガラス製の灰皿をぶつけるスタンド?」

ともき「いやだなぁ。」

悠「でも、強くない?頭とかに当たったら致命傷だぞ?」

詠美「いまのさっき後頭部に当てられてたわよね?」

悠「ふふっ、こんなこともあろうかと仕込んであるですよ。」

詠美「なにを?」

悠「頭蓋骨です」

詠美「……」

悠「……」

詠美「ごめんなさい、言ってる意味が分からないわ。」

ともき「まともに取り合わずに適当に流してくださって結構ですから。」

優日「放流するダムとかに悠を流そう」

悠「戻ってきた後は覚悟しとけよ。」

真樹「戻ってこれる気なんだ……。」

悠「当たり前だ這ってでも戻ってきてやる。」

優日「石……いや、いっそコンクリートに詰めようか」

福太郎「完全に死体処理」

優日「大丈夫、生きたままでやるから」

悠「それはより地獄なんだよなぁ。」

詠美「とんでもない会話しすぎてないかしら?」

悠「詠美さんも混ざってどうぞ」

ともき「混ざれないし、そもそも混ざりたい会話じゃないだろ。」

優日「そういえば吉音ちゃんは?」

詠美「仕事させてるわ(ニッコリ)。」

優日「アッハイ」

悠「ははっ……。ちなみにおれは今日は一度も吉音を見ていない。」

詠美「ちゃんとご飯は食べさせてるから問題ないわ。」

福太郎「んー……なら、セーフやね。」

真樹「吉音ちゃん頑張れ」

悠「まぁ、自業自得な部分もあるからなぁ」

詠美「私だってこんな風にやらせたくはないのよ?」

悠「はい、わかってます。それはわかっております。」

詠美「なのにあの子はいつもいつも……」

悠「ドウドウ、ドウドウ」

詠美「……馬ではないのだけど?」

悠「ヒヒ―ン」

優日「あ、駄馬だ。」

悠「名馬じゃい!ゴリゴリの…」

ともき「それ以上言わなくていいぞ」

悠「なんで止めた?」

ともき「どうせ次にいうのはくだらない下ネタだって読めたから」

悠「……スタンド能力か!?」

優日「エピタフ(墓碑銘)!」

悠「『読める』…… 動きの『軌跡』が読める……『未来への動きの軌跡』が…『キング・クリムゾン』の能力の中ではこの世の時間は消し飛び……そして全ての人間はこの時間の中で動いた足跡を覚えていないッ!『空の雲はちぎれとんだ事に気づかず!』………『消えた炎は消えた瞬間を炎自身さえ認識しない!』『結果』だけだ!! この世には『結果』だけが残る!!時間の消し飛んだ世界では「動き」は全て無意味となるのだッ!そして わたしだけがこの『動き』に対応できる!!おまえがどう『動く』か全て見えるッ!これが『キング・クリムゾン』の能力だッ!」

ともき「ちげぇわ。」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!韓国語に由来している焼き肉を包んで食べるレタスの一種といえば?」

優日「サン!」

真樹「アシタカー!」

優日「ああ、ごめん、スタンドの方のサンね。」

福太郎「DIOの天敵やったんちゃうかないうスタンド」

詠子「……スタンドってなに?」

悠「あとで詳しくくわしぃーーーく教えますよ。ふっふっふっ」

ともき「サンチュ。」
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