ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】9

ーラスタ・ラヴ(6/3/夜)-

悠「おお、ドッピォ、私の可愛いドッピォ……」

マリア「ボス、気色悪いです」

悠「なんだとっ!」

福太郎「楽しそう」

悠「混ざってどうぞ」

ともき「混ざるわけないだろ」

福太郎「弱点はないっ!」

ともき「ああ、このひとは混ざる人だったわ……。」

真樹「じゃあ、僕も…」

悠「あなた……覚悟して来てる人……ですよね。寸劇に混ざろうとするって事は逆に巻き込まれるかもしれないという危険を常に覚悟して来ている人ってわけですよね」

真樹「あ、迂闊に近づいたらダメな奴だコレ」

悠「オレはおまえに……近づかない」
ドドドッ

福太郎「足千切れた後に貼りつけて繋げそうな人」

悠「それができる人が福ちゃんの側にいるんだよなぁ。」

福太郎「せやけどその人は防御力が紙やから…」

悠「再生力は究極カーズをも凌駕しそうなんだけどなぁ。」

マリア「何かを得るためには何かを差し出さなければいけない。等価交換ですよ。」

悠「ジャンケンで勝って奪い取ればいい」

福太郎「ジャンケン小僧がやってきた」

悠「あれほど熱いジャンケンが今だかつてあっただろうか、いや、ない!」

マリア「楽しそうですね。」

悠「まぁまぁ楽しい。あとはちょっと色気が欲しいところだな」

真樹「はい」

悠「すっこんでろ!タコ助!」

真樹「誰かタコ助か!!」

マリア「色気むんむんのお熊さんでも呼びましょうか?」

悠「ムンムンしてるのは確かだがそれは色気ではない!ムンムンヤバいなにかだ!」

ともき「なにかってなんだ」

悠「それを口にしてはいけない」

福太郎「例のあの人かな?」

真樹「ヴォルさん」

悠「コズミックホラーの話は置いといて」

マリア「お熊さんはクトゥルフだった?」

悠「イグノーベル賞ってしってるか?」

真樹「ノーベル賞なら知ってる」

福太郎「「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」を表彰する賞やで。名前の通りノーベル賞のパロディや」

ともき「へー、そんなのがあるのか」

マリア「具体的には?」

悠「そうだな……1991年教育賞。J・ダンフォース・クエール(当時のアメリカ副大統領)支離滅裂な発言を連発、国民に科学教育の必要性を再認識させた。 」

真樹「どこが教育賞!?」

悠「だから、支離滅裂な発言を連発、国民に科学教育の必要性を再認識させたんだよ。」

ともき「反面教師って意味か」

福太郎「そういうことやね。」

悠「けっこう面白いのが多いんだよ。はい、小鳥遊お勉強問題!フランス語で『千枚の葉』という意味を持つお菓子といえば?」

福太郎「大胆不敵にハイカラ革命」

真樹「千本桜」

マリア「葉っぱも重ねたらお菓子になるとは……」

ともき「ならないっての。ミルフィーユ」
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