ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】9

ーラスタ・ラヴ(5/27/夜)-

悠「風が蠅の動きだ」

ともき「……」

悠「「筋肉」は信用できない皮膚が「風」にさらされる時、筋肉はストレスを感じ微妙な伸縮をくり返す。それは肉体ではコントロールできない動きだ。」

福太郎「ジョンガリ・A」

悠「マンハッタントランスファー!」

ともき「楽しそうだな」

悠「そこそこ」

金剛「俺は筋肉しか信用しないけどな。」

悠「はい」

金剛「その返事は何の返事だ」

悠「肯定の返事」

摩耶「ほんとにぃ?」

悠「うかつに否定したら、筋肉をぶつけてこられる。」

吉音「筋肉をぶつけるってどんなことになるの?」

悠「筋肉の塊が飛び散ってくる」

ともき「気持ち悪い」

金剛「っていうか、そんなことできるか!」

摩耶「金剛君がぶつかればそれで完結するんじゃないかな」

悠「筋肉で筋肉をぶつけるんだよっ!!」

金剛「いってる意味が分からねぇんだよ!」
メキキッ!
悠「あがががっ!やめて、首をひっこ抜こうとしないで!」

真樹「シンプルにエグイ攻撃だね。」

摩耶「ポーンって取れそう」

吉音「とれるの?!」

悠「とれねぇわ!!」

福太郎「首長族っておるよな」

悠「いまそのワードは出さずにひっこめといて」

想「引っ張ってのばすわけではないんでしょうけどね。」

福太郎「首に輪を足していって伸ばすやってな。」

真樹「そんなので伸びるの?」

悠「正確には首が伸びているのではなく、幼少時から徐々に真鍮コイルを増やしていく過程で「コイルの上圧が下顎を平板化させ、下圧が鎖骨を沈下させ」、肩の位置が下がることで極端な撫で肩となり、真鍮リングを纏うことにより首部が際立って見えることから首が伸びてるように見えてるだけだ」

ともき「ああ、伸びてるわけではないんだな。」

悠「まぁ、少しは伸びてる部分もあるだろうけど、それは微々たるもんだろうな」

吉音「ああいうのって何のためにしてるの?」

悠「理由は口伝で伝えられてる」

ともき「例えば?」

悠「プロメ」

プロメ(仮)【防具説はある日、精霊の怒りに触れたカヤンの村に虎が送り込まれた。虎が女性ばかり喉を噛み千切ったため、女性の喉に保護する輪をはめた。儀礼説はある日、カヤンの村に虎の群れが襲いかかり、多くの村人が食べられてしまった。シャーマンは女性に首輪をはめた儀礼を行い、精霊に静まるようお願いした。 抗争説はかつてのカヤンは多くの金を所有していたが、そのことにより諍いが生じ、内部抗争が起こった。金を首にはめることで争いを終結し、以後二度と争いを起こさないという戒めのために着用し続けている。という3つの説があります。】

悠「現在はだいぶ廃れてきてるらしい。はい、小鳥遊お勉強問題!海のフォアグラとも呼ばれているものは?」

摩耶「餡子玉」

吉音「好き!」

福太郎「アンドーナツ」

吉音「好き!」

真樹「餡団子」

吉音「好き!」

ともき「全部に反応してってるな」

想「鮟肝ですね」

吉音「す……あんきもってなに?」
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