ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】9

ーラスタ・ラヴ(5/24/夜)-

悠「糸の防御に……力はいらない!」

寅「……」
ゲシッ!
悠「いたぁーい!」

寅「……」
ドガッ!
悠「痛いってば!」

寅「……」
ゴッ!ゴッ!
悠「おい、こらっ、やめ、やめろぉっ!!」

ともき「いいなぁ、ただただ、殴りつけてくれてる。そのまま礼儀とかを教えてやって欲しい。」

福太郎「力による教育」

悠「よくないね!」

寅「俺だってお前に教育なんかしたかねぇわ。」

悠「教育じゃなくてお前はおれに暴力を振るってるだけなんだよなぁ。」

寅「で?」

悠「だれか助けてください!!」

真樹「なにをどうしろと?」

優日「戦いの舞台を用意すればいいんじゃないかな」

悠「どこが助けだ」

寅「そんなもん必要ねぇ。いつでも殺れる」

悠「やだぁー!」

寅「うるせぇっ!」

悠「話しは変わるけど今日はめちゃ暑だったな」

福太郎「昼間は三十度越えだったらしいで」

悠「どうりで真桜がぴくりともしなくなってたわけだ」

ともき「それだけ聞くと大事件だよな。子供が動かなくなったって……」

優日「でも、白巳ちゃんもそんなに動く方じゃないよ?」

ともき「それは別として」

悠「まぁ、白巳はアレで結構寝息立てたり転がったりするけど、真桜はピクリともしなくなるからな」

寅「病院連れてけよ…」

悠「病院より業務用の冷凍庫に連れてった方が元気になる気がする。」

優日「もう庭に買えば?冷凍コンテナ」

悠「軽く言うなよ」

真樹「ついでにいろいろ冷やせて便利じゃん」

悠「便利だろうけども!!」

福太郎「収穫した野菜をすぐに保存でけるで」

悠「……ありだな。」

ともき「そこは反応するのか」

悠「あっつーい日中にキンキンッに冷えたトマトにかぶりつきたい……。」

優日「いいね。けど、冷凍コンテナでなくても冷蔵庫で冷やせばいいよね。」

福太郎「せやな。」

悠「……寅はどうおもう?」

寅「しらねぇよ。」

福太郎「んっ、まぁ、冬場は悠が行動力さがるし、夏場もう真桜ちゃんは冷えた部屋で寝かせといていてあげたらええんとちゃうかな」

真樹「冷たい部屋で寝かせるって虐待みたいだね」

優日「または死体安置」

ともき「やめい。」

悠「はい、海のパイナップルとも呼ばれているものは?」

福太郎「ほいや」

真樹「ほ、ほ……ホヤってワードボケるの難しくない?」

寅「ボケなくていいだろ」

福太郎「ホヤってなかなかグロイよな」

悠「モンスター敵ではある」

ともき「モンスターって…」
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