ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】9

ーラスタ・ラヴ(5/17/夜)-

悠「こんな話があるんだ。あるとき、船が難破して男女のカップルが救命ボートて海へと投げ出された。」

ともき「はぁ…」

悠「食糧も水もないが手元にはひとつの銃があった。」

マリア「なんで銃があるんですかねぇー」

悠「そして数日海を漂いついに限界が訪れた。男は銃を構えた。彼女に……ではなく自分の頭に向けて」

真樹「盛り上がってまいりました!」

駒狸「盛り上がるところですか!?」

悠「男はこういった、自分を食べて生き残ってくれと……。引き金を引こうとする男に女は叫んだ「やめてー!脳が一番おいしいのよ!」ってな。」

福太郎「ふぅーっ!」

悠「ふぅーっ!」

ともき「……なんだこれ」

悠「アメリカンジョークだよ。トモーキ」

ともき「急にアメリカンぶるな」

鳳「実際美味しいのは脳よね。」

悠「人間を……食べたことが?」

鳳「猿の脳みそなら、ね。」

マリア「優日さんが喜びそうな話ですね。」

悠「あいつは食えるって言ったら人間も食いかねない。」

鳳「古い薬師は人間の死体も薬になるからと死体を買い付けてたって話があるわよ。」

駒狸「ミイラを薬として売っていた時代もありましたものね。」

ともき「なんの話だっけ?」

悠「アメリカンジョークの話……はい」

ともき「はい、じゃないだろ」

悠「アメリカンといえばでっかいハンバーガーだよな」

福太郎「三口目ぐらいでギブアップしそうなサイズ」

マリア「食える時に喰わないと……飢え死にますよ!」

ともき「飢え死にて……」

駒狸「でも、ああいう大きなハンバーガーって美味しそうですよね。」

悠「違う種類のを3つぐらい並べてひと口ずつ齧りついていきたい」

ともき「どんな食い方だ」

福太郎「スイカの真ん中の甘いところだけ食べる的な」

鳳「長嶋監督かしら」

マリア「私はアメリカンなふとっちょポリスが食べてるクッソ甘そうなドーナツにひかれます」

ともき「今の中に惹かれる要素があったのか?」

悠「おれはなんとなくわかった」

ともき「分かったのか……」

悠「ふとっちょアメリカンポリスのもつドーナツってだけで五郎さんが食べる焼肉レベルの破壊力」

ともき「うん、わからん。」

福太郎「五郎さんの焼肉はわかる。」

鳳「人間発電所」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!9月の誕生石は?」

福太郎「サイファー」

マリア「サファリパーク」

鳳「碧玉」

真樹「サファイア」

ともき「碧玉は和名ですか」

鳳「青玉ともいうわね。」
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