ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】9

ーラスタ・ラヴ(5/4/夜)-

悠「うちの店の軽食メニューの試作品を色々と考えてみたんだ」

ともき「うん」

悠「まず、ローストステーキソテー揚げ煮込み」

ともき「タンパク質オーバーキル」

悠「冷製石焼ビビンバ」

ともき「なんで石焼いたのか」

悠「何でそんなに大きくなっちゃったんですか牡蠣」

ともき「真面目にやってきたからだよ」

悠「どう?」

優日「もうツッコミ終わったよ」

悠「マジか、おれのボケの速度に追従してくるとは……やる気が違うな。」

ともき「うるせぇ。」

悠「でも、好きだろ」

ともき「嫌いだよ」

悠「はは、ワロス」

ともき「はは、コロス」

真樹「これが言葉のキャッチボール」

優日「投げつけ合いじゃないですかね。」

悠「投げつけ愛」

ともき「お前を叩きつけたい」

悠「お前に叩きつけたい?」

ともき「……」
ガシッ

悠「ウェイウェイ、酒瓶を両手でつかんでフルスイングで叩きつけようとしないで。」

ともき「今日の絡み方はここ最近で一番うざい……はぁ。」

悠「疲れてるみたいだな。なんかあったか?」

ともき「ちょうどついさっき」

悠「おれでよかったら話聞くぞ?」

ともき「うん、ダメだ。お前は自分の愚痴聞かされて耐えられるのか?」

悠「ええっ!?おれの事だったのか!?」

ともき「ついさっきっていっただろ」

悠「おれの発言で気分を害したなら謝るよ。」

ともき「謝らなくていいから、もうしないでくれ。」

悠「じゃあ、いいや。」

ともき「……」
ブンッ!
ゴッ!
悠「結局投げられた」

福太郎「ガラス製の灰皿を頭にぶつけられて平然としとるンは流石やね。」

悠「はは、そりゃあこれガラス製の灰皿と思うじゃん?」

優日「違うの?」

悠「いや、ガラス製の灰皿だけど」

ともき「じゃあなんで思うじゃんっていった?」

悠「今日おれのラッキーカラー黄色だったんだよ」

ともき「だから何だよ」

悠「……オチが思いつかないからこの話やめていいかな?」

ともき「最後まで責任を取れないなら適当いうのやめろ」

悠「でも、ラッキーカラーが黄色だったのは本当だから」

真樹「で、黄色い物もってるの?」

悠「持ってるわけないじゃん。いちいちラッキーカラーとか気にしてられるかよ。」

ともき「じゃあ、なんでその話もちだした」

悠「だから、オチが思いつかないからやめたじゃん。」

ともき「……お前はいつになったら真面目になるんだ?」

悠「今も昔も大真面目だけど」

ともき「言い方を変える。いつになったらその揚げ足取り屁理屈トンチンカンな考えをやめるんだ?」

悠「来世ぐらいかな。はっはっはっー!」

ともき「その考えがどれだけ人に迷惑をかけているか考えたことあるか?」

悠「みんな快く受け入れてくれてるよ。」

ともき「悪いのは頭か?耳か?」

悠「しいて言えば口かな」

ともき「じゃあ、今すぐその舌引っこ抜いてやるよ。」

福太郎「閻魔様かな?」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!1949年受賞。日本人。陽子と中性子の間に作用するものである中間子の存在を予想した人は?」

優日「問題はいいんだけどさ、そのコント私の夕飯時に500円ぐらいでやってくれないかな?」

真樹「あ、それいいね。」

ともき「漫才扱いすんな」

福太郎「湯川秀樹」
27/100ページ
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