ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】9

ーラスタ・ラヴ(5/3/夜)-

悠「ここにきての夏日!」

ともき「洗濯物がよく乾く」

悠「お母さん……」

ともき「黙ってるか、舌を噛み切れ」

悠「過激派だなぁ。いつからそんな風になった……。」

優日「原因の一端……いや、ほぼほぼ悠が原因」

悠「まぁた悠くんのせいかよ。このままだと陰謀論もおれのせいになっちゃうな。」

優日「そうだよ。」

悠「えー、まさかの押し込みぃ」

真樹「陰謀ってい淫棒だけどね。」

悠「いまの好き」

ともき「潰れたらいいのに」

悠「どこがかは言われてないからセーフ」

弩躬「じゃあ、目玉な」
ギギッ
悠「おい、ダートの先を目に向けるんじゃない。」

弩躬「……」
ググッ
悠「下にも向けるんじゃねぇ!!」

優日「ふたつあるしいいんじゃね?」

悠「ふたつしかないの!二つ丸をつけたちょっぴり大人さ!!」

ともき「なにいってんだこいつ」

悠「幽遊白書のOPの微笑みの爆弾て知らない?」

ともき「いや、知ってるけど」

悠「ならわかるやろがい!!」

ともき「…ギチッ」
タラッ

マリア「怒りで唇噛み切っちゃって血出てますよ」

神姫「よかったら私がぶん殴るけど」

ともき「お願いします」

悠「待って!やめてっ!許して!ああっー!」

神姫「ふんっ!」
ズドッ!
悠「ごぼっぉ!」

ともき「ありがとう、ありがとうございますっ!」

福太郎「晴れ晴れとした笑顔」

真樹「まるで春風のようなすがすがしさだね。」

悠「げほっ!おげっぇっ!」

弩躬「一部、象の足みたいな存在がいるけどな」

悠「誰が溶け落ちた燃料デブリだ」

マリア「象の足ってなんですか?」

神姫「今そこの悠(象の足)が言った通り溶け落ちた燃料デブリが固まったものよ。もっと細かいことを言えば1986年の旧ソ連のチェルノブイリ原発事故では、圧力容器や格納容器がなかったため、それが溶け落ちたもののことで、これの見た目が象の足みたいだからそう呼ばれているのよ。含まれる放射性物質の主成分はプルトニウム。」

真樹「……え、危なくないの?」

弩躬「そんな危ないとかいうレベルではないんだよなぁ。」

悠「放射線による致死線量は個人差はあるが、一般的に人間は7svを浴びると100%死亡するといわれてる。象の足からは80sv/hの放射線が出てるから、単純計算をすると約315秒で確実に死亡するということになる。」

マリア「こっわ、とづまりしとこ。」

ともき「そんなもんがあったら戸締り程度じゃ無理だろ……」

神姫「ひとつのドームをコンクリートで包むぐらいの処理がいるわよ。」

弩躬「石棺だ」

悠「おれはマイナスイオンは出てても放射能は出てない!はい、小鳥遊お勉強問題!1945年受賞。アメリカ人。2つ以上のフェルミ粒子は同一の量子状態を占めることはできない○○の排他原理に名前を残した人は?」

マリア「はい!」

ともき「お前ではない」

真樹「え、僕?」

ともき「でもねぇから」

神姫「パウリでしょ」

悠「パウリんだったら可愛かった」

弩躬「ピクリン?」

悠「それ毒」
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