ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】9

ーラスタ・ラヴ(4/25/夜)-

吉音「シャコとエビ食べたい」

悠「……」

吉音「お寿司たーべたい!」

悠「……」

優日「回転寿司、いくしかないね。」

吉音「やったぜ!」

悠「おかしいな。おれはひと言もしゃべってないのに、話が進んでいく。そしてなにより……逃がさないように腕を掴まれている!!」
ガシッ
吉音「えへへ」

寅「そのまま捕えてろ。」
トットッ

悠「おい、ステップを刻むな。明らかに蹴る気だろ!」

寅「ああ、一発で首を砕く」

悠「頭じゃなくて首って所に恐怖を禁じ得ない。」

優日「でも、人間賛歌は?」

悠「勇気の賛歌!勇気とは恐怖を我が物とすることじゃあ!」

拳二「わりと余裕あるじゃねぇか」

吉音「トラチー、やめてよ。悠が怪我したらお寿司いけなくっちゃうし」

悠「うーん、もうちょっとおれへの心配を加味して?」

吉音「うーん……でも、悠っていつも誰かと喧嘩して遊んでるし、ね?」

悠「遊んでるわけではないんだよなぁ。」

寅「そうだ。殺し合いだ。」

悠「違います!」

拳二「……あれ、ガス切れか?」
チッ、チッ

福太郎「んっ、ライターやったら良かったらどうぞ」
スッ

拳二「お、すまんな。ちょっと借りるぜ。」
ボッ

悠「ヤニ吸うんじゃねぇよ!」

拳二「うるせぇな。それよりごちゃごちゃいってねぇで金払えよ。」

悠「おら、もってけや!」
べシィ!

拳二「お前無茶苦茶だな」

悠「どこがだ」

寅「全部だろ」

悠「うるせぇ、鮫映画ぶつけんぞ!」

ともき「何の意味があるんだ…」

真樹「嫌がらせとかじゃないかな」

悠「今ならクソ……コホン、おススメ鮫映画を3本まとめてプレゼント」

ともき「いらない」

吉音「面白いのなら私貰うよ?」

優日「やめとかないと後悔するよ。絶対」

吉音「え?」

悠「大丈夫だ。後悔するまでには長い時間がかかる。心の疲れが取れるまでな」

ともき「心が疲れるような映画をひとに勧めるな。」

拳二「ってーか、心が疲れる鮫映画ってなんだよ」

悠「んー、家のトイレから鮫が出てきて家人を食べたりする話とか、全体80分くらいを通して鮫が3回くらいしか出ない鮫映画とか」

寅「どこが鮫映画がだそれ」

悠「パッケージに大々的な鮫が出るし、作中に3回も出てるっていってるだろ!!」

寅「……なぁ、なんか俺が感覚おかしいのか?鮫映画とかみねぇから分かんねぇんだけど。」

優日「レオくん安心して悠がおかしいだけだから」

寅「そうか……レオは虎じゃなくてライオンだろうが!」
ゲシッ!
悠「なぜ、おれを蹴ったのか!はい、小鳥遊お勉強問題!1918年受賞。ドイツ帝国人。エネルギー量子の発見し名前を残した人は!」

拳二「しらねー」

福太郎「プランクトン」

優日「知性を持っている」

悠「F.Fぅぅぅっ!」

拳二「なに?」

福太郎「F.Fは知性を与えられたプランクトンでスタンド使い」

ともき「プランク」
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