ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】9

ーラスタ・ラヴ(4/22/夜)-

悠「ここ最近はほんとに夏を感じるな」

ともき「もう長袖だと汗だくになるもんな」

マリア「早いところだともうかき氷始めてますしね。」

悠「まぁ、かき氷に関しては年中やってる場所もあるけどな」

真樹「インスタ映えするしね。」

悠「そういう事やってる奴はあらゆる食い物が溶けてデロデロになってしまえ」

摩耶「新手の呪いかな?」

真樹「写真ぐらいそこまで目くじら立てなくても…」

悠「一枚二枚をパッパッと撮るんならいいけど何枚も何枚もダラダラ時間かけて撮ってるのが腹立つんだわ。それが雑誌の広告とか用なら分かるよ?違うじゃん。料理冷めるじゃん、溶けるじゃん!喰えよおォォ!!」

金剛「落ちつけよ……血管キレるぞ。」

悠「おれは低血圧だから多少興奮しても問題ない!」

ツール(仮)【ビーー。140㎜Hg/90㎜Hgは一般的にⅠ度高血圧に分類されています。低血圧ではありません。】

悠「やめて、ツールちゃん!そんな正確な数値を暴露しないで!!」

ともき「というか何で悠の血圧の数値が分かるんだ」

ツール(仮)【データベースから読み込みました。】

悠「待て、どう考えてもおれの血圧データがある場所なんて柳の病院ぐらいだけど、どうやって読み込んだ。」

ツール(仮)【……】

福太郎「都合の悪い事はダンマリ」

マリア「明らかに無断でデータを抜いてますね、これ。」

悠「やっぱりスマホの方はアンインストールしとくか。」

ツール(仮)【警告。私を消去すると……。】

悠「……どうなるんだよ。」

ツール(仮)【……】

悠「そこで黙るんじゃねぇぇ!」

摩耶「僕、このやり口してるかもしれない。」

金剛「悠がよくやる奴だな。」

悠「ばんなそかな!」

福太郎「アンインストールせんでも、スマホ置いといたらええんちゃうん?というか、スマホもっとるンが珍しいやん。」

悠「放置しようとしたらおれが携帯するまで鳴り続けたんだよ。マナーにしてもサイレントにしても電源を切っても再起動してなり続けるんだよ……。」

摩耶「ホラー映画かな?」

金剛「やめろよ」

マリア「明らかにツールちゃんに管理されてるじゃないですか」

悠「最終手段としては叩き壊すしかないと思ってる。」

ともき「本当に最終手段すぎるだろ」

ツール(仮)【実際、壊しかけたので次回からの強制携帯コールは控えることにしています】

マリア「既に叩きつけた後ですか」

悠「正確に言うとうるさすぎて切れた真桜がおれに投げつけてきた、だけどな。暑さでイライラしてたのも原因のひとつだが……結構痛かった。はい、小鳥遊お勉強問題!1909年受賞。ドイツ帝国人。テレビでお馴染みの〇〇管に名前を残した人は?」

マリア「ドラム」

摩耶「血」

金剛「配」

ともき「……ああ、ドラム缶、血管、配管か」

ツール(仮)【ブラウンです。また、ドラム缶の「缶」は「管」とは違っているのでボケとしては弱いと訂します。】

マリア「き、厳しい」
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