ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】9

ーラスタ・ラヴ(4/19/夜)-

悠「逃げられた」
パタパタ
真桜「……」

ともき「誰に」
パタパタ
真桜「……」

悠「マリアに、だ。鼻の穴にニンジン刺してやるつもりだったのに」
パタパタ
真桜「……」

ともき「なんのプレイだよ」
パタパタ
真桜「……」

優日「ちなみにそれは何のプレイ?」

悠「扇いで真桜を冷やしてる蘇生プレイだ」
パタパタ
真桜「プレイ……いうななの。」

ともき「あ、良かった喋ったな。」

真樹「水とかにつけといた方がよくない?」

悠「幼女を水に沈めるとか何を猟奇的なこと言ってんだ……。引くわ。」

真樹「僕のセリフなんだよなぁ。」

福太郎「氷とか食べさせよか?」

悠「そだな。」

ともき「せめてアイスとかだろ」

悠「どっちもわりと食べるぞ」
スッ
真桜「カリ…カリカリ……カリカリカリカリ」

真樹「げっ歯類かな?」

悠「昔ベーコンスターにヒマワリの種を齧らせててそのまま指肉を持っていかれたことあるわ。割としっかり血が出たぞ。」

福太郎「ベーコンスター?」

ともき「ハムスターな」

悠「間違えた」

真樹「どんな間違え方してんだか」

優日「私はハムエッグでもベーコンエッグでもいっこうにかまわん!むしろ両方来い!」

ともき「お前も何の話してんだ」

優日「朝食」

真桜「あー……つー……いなの。」

ともき「もうこんなになるほどなのか?」

悠「ここ連日は最高気温更新してたからなドカッとダメージが入ってんだよ。ほら、腹とか触ってみ汗でじっとりしてるから」

ともき「いや、触らないけど」

真樹「通報案件かな?」

悠「腹や背中ぐらいでガタガタいうんじゃねぇ!」

優日「まぁ、真桜ちゃんは一切何も言ってないしね。」

真桜「相手によっちゃ指を……」

福太郎「指がどうなるんか濁すところが怖いなぁ」

悠「折られるぐらいなら優しい結果なのは確かだ」

真樹「っていうかさ、夜で汗ばんでるって熱があるんじゃないの?」

悠「熱はある。ただし、正確に言うと昼に吸収した熱が溜まってる状態だ。熱伝導率と保温力が高いんだ。」

ともき「暖房器具か何かか」

悠「それでも白巳には勝てないけどな。白巳は五分くらい揉んでるとポッカポカになるぞ。」

ともき「カイロか」

悠「いや、海は関係ない」

ともき「海路じゃねぇよ!!」

悠「にっこり」

優日「そしてこの笑顔である」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!電話を発明した人は?」

優日「ドッピオ」

福太郎「とぅるるるっ」

悠「はい、ドッピォです。」
スチャ
真桜「誰が電話だなの」

真樹「うーん、この一連の隙のない流れ……」

ともき「ベル」
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