ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4
ー男爵ー
悠「ふあぁ~…おあよ~。」
轟「あぁ、おはよう。朝の仕度で手が離せない。起きたなら紅茶でも淹れてくれ。二人分な。」
悠「うにゅ……寝ぼけの俺にやらすと味なんか補償しないからな…」
轟「はっは、その時はさんざん罵ってやる。」
悠「ちぇ…めんどーだから普通の紅茶でいいよな。」
轟「仕方ないから妥協してやる。」
悠「ありがとうございますっと」
悠「轟さん、こっちの準備はできたよ」
轟「そうかこっちも焼きあがったよ。レーズンブレットと食パンどっちがいい」
悠「なんでその二択なんだよ。そっちにピザトーストとかクロワッサンとかあるのに」
轟「この食パンとレーズンブレットは焼きたてだぞ」
悠「レーズンパンでいいよ。」
轟「うむ。素直でよろしいサラダもつけてやる。さ、朝食にしよう」
悠「ふはぁっ…やっぱパンは焼きだちだよな。もっちりしてて最高だわ。」
轟「そうか。そいつはよかった。さて、紅茶呑ませてもらうか…」
悠「おう。」
轟「ずずっ…………」
悠「どうよ?俺の淹れた紅茶の味は。」
轟「……50点。いい味だ。」
悠「50だと?」
轟「紅茶は素晴らしい味だ…だが、わしはアフタヌーンティーが飲みたかった。だから半分だ」
悠「知るか!」
轟「ふふ。それにしても、あの渋い汁しか淹れれなかった悠が、もうワシより淹れるのがうまくなったとは…月日の流れは速いもんだ。」
悠「なに老けこんだこといってんだか。全部アンタに習ったことを実践してるだけだ。茶葉の中からおいしさを引き出すために茶葉をしっかりと開かせることも。ジャンピングさせることも。注ぐ湯が空気をたくさん含んでいて、高温であることも。温度が低いと茶葉が浮かぶから注意が必要なこともな。」
轟「料理も一人前じゃろ。」
悠「どうせ喰うならうまいもんが喰いたいからな。」
轟「口ではなんといっても凝り性。極めないといられないなのに極めたらすぐに飽きる天の邪鬼」
悠「どうかねぇ。」
轟「ふふ。」
悠「なんだよ。」
轟「いや、お前はかわいいと思ってな」
悠「ぶっゴホッ、あ、あん?」
轟「意地っ張りで負けず嫌いなのに人に習うことは大嫌いだったあのクソ生意気なガキがこうも成長しとるのがな。」
悠「そ、そこまで酷くねぇよ。」
轟「いや。酷かったな。なんど弥一の孫じゃなかったら刺しっとったかわからんぐらいにな。」
悠「ま、マジすか」
轟「あぁ、マジだ。けど、ワシにとってお前は孫も同然じゃからな我慢してやった」
悠「よかったよ。家でジジイに殺されかけて喫茶店で刺されてたら身が持たん」
轟「はっは、その方がいまより強くなれたんじゃないか?」
悠「その前に死んじゃうっての。それに俺はそんなに強くないさ」
轟「大丈夫。お前さんは死なんさ。なにせ、弥一の孫なんだからな。」
悠「一緒にすんなっての」
轟「はっは……こうして若いのと喰う朝食もいいもんだな。」
悠「千草がいるだろ」
轟「年ごろの女だぞ。ワシより同世代の方が話しやすいことが多いじゃろ。それにお前には気遣いがいらん」
悠「いってくれらぁ…」
轟「それでなんで泊まりになんてきた?」
悠「ちょっと家追い出されてな。絶賛ホームレス中だ」
轟「なにをした?」
悠「風呂にバスクリン一本入れた。」
轟「何がしたいんじゃお前は…」
悠「趣味だよ。」
轟「まぁいいが…泊まったからには働いてはもらうからな。」
悠「へいへい。わーりましたよ。」
悠「ふあぁ~…おあよ~。」
轟「あぁ、おはよう。朝の仕度で手が離せない。起きたなら紅茶でも淹れてくれ。二人分な。」
悠「うにゅ……寝ぼけの俺にやらすと味なんか補償しないからな…」
轟「はっは、その時はさんざん罵ってやる。」
悠「ちぇ…めんどーだから普通の紅茶でいいよな。」
轟「仕方ないから妥協してやる。」
悠「ありがとうございますっと」
悠「轟さん、こっちの準備はできたよ」
轟「そうかこっちも焼きあがったよ。レーズンブレットと食パンどっちがいい」
悠「なんでその二択なんだよ。そっちにピザトーストとかクロワッサンとかあるのに」
轟「この食パンとレーズンブレットは焼きたてだぞ」
悠「レーズンパンでいいよ。」
轟「うむ。素直でよろしいサラダもつけてやる。さ、朝食にしよう」
悠「ふはぁっ…やっぱパンは焼きだちだよな。もっちりしてて最高だわ。」
轟「そうか。そいつはよかった。さて、紅茶呑ませてもらうか…」
悠「おう。」
轟「ずずっ…………」
悠「どうよ?俺の淹れた紅茶の味は。」
轟「……50点。いい味だ。」
悠「50だと?」
轟「紅茶は素晴らしい味だ…だが、わしはアフタヌーンティーが飲みたかった。だから半分だ」
悠「知るか!」
轟「ふふ。それにしても、あの渋い汁しか淹れれなかった悠が、もうワシより淹れるのがうまくなったとは…月日の流れは速いもんだ。」
悠「なに老けこんだこといってんだか。全部アンタに習ったことを実践してるだけだ。茶葉の中からおいしさを引き出すために茶葉をしっかりと開かせることも。ジャンピングさせることも。注ぐ湯が空気をたくさん含んでいて、高温であることも。温度が低いと茶葉が浮かぶから注意が必要なこともな。」
轟「料理も一人前じゃろ。」
悠「どうせ喰うならうまいもんが喰いたいからな。」
轟「口ではなんといっても凝り性。極めないといられないなのに極めたらすぐに飽きる天の邪鬼」
悠「どうかねぇ。」
轟「ふふ。」
悠「なんだよ。」
轟「いや、お前はかわいいと思ってな」
悠「ぶっゴホッ、あ、あん?」
轟「意地っ張りで負けず嫌いなのに人に習うことは大嫌いだったあのクソ生意気なガキがこうも成長しとるのがな。」
悠「そ、そこまで酷くねぇよ。」
轟「いや。酷かったな。なんど弥一の孫じゃなかったら刺しっとったかわからんぐらいにな。」
悠「ま、マジすか」
轟「あぁ、マジだ。けど、ワシにとってお前は孫も同然じゃからな我慢してやった」
悠「よかったよ。家でジジイに殺されかけて喫茶店で刺されてたら身が持たん」
轟「はっは、その方がいまより強くなれたんじゃないか?」
悠「その前に死んじゃうっての。それに俺はそんなに強くないさ」
轟「大丈夫。お前さんは死なんさ。なにせ、弥一の孫なんだからな。」
悠「一緒にすんなっての」
轟「はっは……こうして若いのと喰う朝食もいいもんだな。」
悠「千草がいるだろ」
轟「年ごろの女だぞ。ワシより同世代の方が話しやすいことが多いじゃろ。それにお前には気遣いがいらん」
悠「いってくれらぁ…」
轟「それでなんで泊まりになんてきた?」
悠「ちょっと家追い出されてな。絶賛ホームレス中だ」
轟「なにをした?」
悠「風呂にバスクリン一本入れた。」
轟「何がしたいんじゃお前は…」
悠「趣味だよ。」
轟「まぁいいが…泊まったからには働いてはもらうからな。」
悠「へいへい。わーりましたよ。」