ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】

ーラスタラヴー

澪「おや、いらっしゃっいませ。お一人で?」

鈴猫「あ、いや。皇くんに呼ばれて来たんだけど…まだ、来てないみたいね。」

美喜「なんだ。悠からのりかえたの?」

鈴猫「変なこといわないでくださいー。ただの付き合いです。」

紅「そーそー、俺も花王は勘弁だ。」

鈴猫「どーゆー意味よ!」

澪「いらっしゃい。紅さん。」

美喜「それで何にする?」
紅「なんか紅いの」

鈴猫「またそれ…はぁ、ファジーネーブル二つお願い」

美喜「はいよ。」

紅「にしても…向こうは楽しいか?」

鈴猫「何よ急に。」

紅「いや、ただの興味本意だけど。」

鈴猫「ま、楽しいわよ。優日ちゃんと悠いるし、はなちゃんは可愛いし。コージさんはいい人だし。」

紅「そりゃ、よかった。」
美喜「はい、ファジーネーブルおまたせ。」

ファジーネーブル
8度中口ビルド
ピーチリキュール45ml
オレンジジュース適量

氷を入れたグラスにピーチリキュールを注ぎ、冷えたオレンジジュースで満たして軽くステアする。

鈴猫「はい。かんぱい。」

紅「おう。乾杯。」

鈴猫「ふー…ピーチリキュールの甘味とオレンジジュースの酸味があうでしょ?」

紅「あぁ。」

澪「ファジー(あいまい)なオレンジって意味のカクテルだ。」

紅「あいまいか。花王と悠の関係みたいだな。」

鈴猫「ほっとけ!」

紅「はは、じゃ、花王の好きな色とおしゃれポイントを聞かせてくれ。」

鈴猫「話しは聞いてたけど本当にとうとつね…。」

紅「けど、花王の好きな色はみんな知ってるからな。」

鈴猫「へ、そなの?私いったっけ?」

紅「赤だろ。ほら返り血の…」

鈴猫「違うわよ!私はどこのアマゾネスよ!」

紅「あれ…違ったか…」

鈴猫「好きないろは薄いピンクよ。」

紅「うわ…なんか女っぽいな。」

鈴猫「あのさ…ちょっと一度話し合う?」

紅「けど、あんまっか全然花王がピンクの服なんか着てるの見たことないぞ。」
鈴猫「好きな色だからって身に付けるのが好きって訳じゃないよ。私はピンク色の花が好きなの。フヨウとかサクラとかね。」

紅「おー、さすが花屋だな。フラグメントとかもしてたよな?」

鈴猫「フラワーアレンジメントね…。」

紅「そーそれだ。あ、けど、おしゃれポイントはわかるぞ。腹だよな。」

鈴猫「ウェストって言ってくれない?」

紅「ヘソだしスタイルは趣味か?」

鈴猫「そうかな。ホットパンツをよく履くから、それに合わせるとこの形になるのよね。」

紅「ふぅん。けど、もう少し腹筋鍛えたらどうだ?」

鈴猫「え゛太った?」

紅「いや、防御力ないだろ。炎銃みたく腹筋割らねえと」

鈴猫「……私は普通でいたいの」

紅「けど、強い方が悠も好きだと思うぞ。」


鈴猫「うむむ…」

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