ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

悠「んんっ…ふっおう…」

澪「首治って良かったな」

悠「自分の回復力にビックリだ。まだ、ずきずきしてっけどな。まぁ、これでいつもの髪型に戻せるぜ。」

翼「また、貞子かよ。戻すなよもう。」

悠「ダメダメ。グロ画像はモザイク必須だろ」

ともき「お前…自分の顔グロ画像とかいうなよ…。」

紅「あーぁ、お揃いだったのに」

悠「いっひっひ。また、機会があったらな。」

美喜「アンタさぁ、まえまえから気になってたんだけど…笑い方怖いわよ。」

悠「そか?」

ともき「俺は慣れたけどな」

悠「いっひっひ。ひゃっひゃひゃ。にゃはは。うぇっへっへっ。うひょひょ。」

翼「改めて聞いたら「いっひっひ」と「にゃはは」以外はもうなんか酷いな。」

悠「酷いとかいうなよ。俺らキスしたなかだろ。」

紅「マジで?!」

翼「誤解招くいいかたしてんじねえぇぇぇ!!」

ともき「落ちつけって」

悠「ちなみにともきとは何度も寝た仲だ。」

ともき「そうだな。何回も寝泊まりはしたな。」

翼「なるほど、冷静に返せばいいんだな」

紅「ツッコミも大変だな。…ところで悠。その荷物なんだ?」

悠「あー服とか。」

ともき「なんでまた。」

悠「いやー、昨日からまおに家追い出されてさぁ」

「「「はい?」」」

悠「だから、追い出されたんだよ。」

翼「すまん。説明もらえるか?」

悠「うむ、昨日焼き肉を食って、俺帰ったんだ。」

翼「ああ。」

悠「まぁ、まっすぐ帰らず。うろうろしてたわけですよ。」

ともき「その時点でどうなんだ…」

悠「んで、案の定家に帰ったのが夜中で…風呂入ろうとしたんだ。そしたら、どういう訳か、あのまおが夜中に風呂入っててさ」

紅「マッパで鉢合わせしたと?」

悠「いや、違う違う。それならなんも怒られてない。まおは裸族だし。」

翼「いろいろツッコミたいが置いといて、何が原因なんだ?」

悠「うむ。うちの風呂は無駄に広くてな。まおがいることに気づかなくて……湯船にバスクリン一本入れたのがバレた。」

ともき「何してんのお前…」

悠「俺のひそかな趣味。温泉の素とか全部入れるの。もう湯船がやっぶぁいくらいの色になったのに浸かるの」

翼「は、はぁ…」

紅「それで、真桜の嬢ちゃんがキレちゃったと」

悠「あぁ。「もったいないことしてんじゃねなのー。しばらく帰ってくるなーなの」って……追い出された」

ともき「自業自得だな……って、昨日はどこで寝たんだ?」

悠「駅のホーム」

ともき「ホームレスか!!いや、ホームレスか…」

悠「服とかは窓から部屋に入って回収してきたんだか行くあてがなくてな。いっひっひ」

翼「笑い事かよ…」

ともき「っか、そんな何日も追い出されないだろ」

悠「いや…前にポリバケツいっぱいにプリン作った時は一週間追い出されたからな…今回は下手したら二、三週間くらい覚悟しないと」

ともき「真桜ちゃん怖いな…」

悠「手がかからなくていいだろ。」

ともき「余裕ぶってる場合かよ。っか、なんで昨日の時点でうちにでも来なかったんだ」

翼「そうだよ。こっちにきても良かったのにわざわざ駅のホームなんかで寝なくても」

悠「夜中だったしなんか…悪いだろ?」

ともき「普段突然泊まりに来るやつがなに今さら気つかってんだよ…。」

翼「お前のそういうとこ嫌いだわ。」

悠「ええっ?!」
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