ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】8

ーラスタ・ラヴ(2/1/夜)ー

悠「ホストの生き様を見よ」

ともき「なにいってんだこいつ」

悠「いや、ある雑誌の表紙に書いてあるんだ」

優日「ついにホストもストライクゾーンになったの?」

悠「せめて、せめて男の娘でオナシャス…」

真樹「いやぁっ!」

悠「テメーは違う」

真樹「は?超絶可愛い男の娘なんですけどぉぉッ!」

悠「うるせえぇぇ!」

ともき「どっちもうるせぇよ」

福太郎「表紙のこのひとダウンタウンDXにでとったな」

優日「あ、えーと、なんだっけ……ロ、ロードローラーじゃなくて」

悠「ロードローラーだッ!」

福太郎「ローランド」

優日「それ!」

悠「おれは基本ホストとかいう生き物は嫌いなんだが」

ともき「生き物って…」

悠「この男はなかなか面白そうで困っちゃう。」

真樹「具体的には?」

悠「この表紙に書かれた格言を読んでみろ」

優日「男は2種類、俺か俺以外か」

福太郎「俺が行く先が星付きレストラン。なぜなら俺がスターだからね。」

真樹「かっこの方から俺につかせてくれと懇願してくる。」

悠「俺クラスになると鏡とジャンケンしても勝てる。」

ともき「えぇ…」

悠「おれもな、こう見えて色んな奴と闘って勝ってきたけど、鏡とジャンケンして勝てたことはねぇわ」

福太郎「ホラーか、鏡コントか……悩むところやね。」

ともき「いや、そういうのでもないような」

優日「私この不可能の対義語はROLANDってのが気にいった」

真樹「幸せは歩いてこない?確かにな、駆け寄ってくるよってのもなかなか」

福太郎「俺は逆に二頭から追われるが好きやね」

ともき「格言が振り切ってるなぁ…」

福太郎「ここまでやり切れる人やからほすとの帝王なんやろね。」

悠「普通の客にはウケ悪くて色物の客しか指名してくれないって言ってたぞ。それでも売上はやっべー人だが。」

優日「どのぐらい?」

悠「年収数億」

優日「マリアちゃんもホストになればいいんじゃないかな」

ともき「いや、だったらホステスだろ」

悠「でも、金銭感覚失わないために普段からタコ焼き食べてるらしいぞ」

真樹「ファンじゃん」

悠「え?」

真樹「ガッツリファンじゃん。今だけでいくつエピソード出してるのさ」

悠「いや、いやいや、ハハハッ、ハーッハッハッハッ。」

ともき「なに笑ってんだ。」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!夏の大三角のベガがある夏の星座は?」

優日「星か星じゃないか」

真樹「僕がスター」

福太郎「星の方から落ちてくる」

悠「無敵とってメテオ連発してる感じか」

ともき「こと座……っていうか感化され過ぎな」
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