ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】8

ーラスタ・ラヴ(1/17/夜)ー

悠「崇、たかし、たーかーしー。」

崇「……」

悠「空裂眼刺驚が出そうな睨み方やめて」

マリア「目からビーム!」

悠「正確に言うとビームではないんだが」

崇「俺を呼んだ理由はなんだ」

悠「崇はおにぎり食える?」

崇「……お前はなにをいってる?」

悠「最近、よくそれいわれるけどなんでだろ」

ともき「おかしな発言がより一層濃くなってるからだろ」

悠「ふふっ」

真樹「なんで照れ笑いしてんの…」

氷室「それでおにぎりを食べられるかという質問は、どういった意図が?」

悠「いや、最近は人が握ったおにぎりは食べられないって人が多いってテレビで……いや、雑誌だったかな?まぁ、とりあえずそんな話を聞いてな。」

マリア「曖昧3センチ」

悠「あいまいみー」

福太郎「んー、他人が握ったおにぎりは無理世代ってやつやね。」

崇「なんだそれ」

氷室「そのままの意味ですよ。親戚までならセーフ、友達までならセーフ、お店で売ってるもの以外は無理など色々と度合いはあるみたいですが」

マリア「私は割と平気ですね。お熊さんの握るおにぎりなんてめっちゃ食べ応えあって腹持ちがすごいですよ。」

悠「たぶんだけど、そのおにぎり1個が一合ぐらい質量なんじゃね。」

ともき「圧縮力…」

真樹「でも、僕もラップとかで包まれてるほうがいいかなぁ。」

悠「手も洗ってなさそうな小汚いおっさんが握ってたら無理だけど、気にするもんでもないと思うけどな」

ともき「もうちょっと別の言い方はできなかったのか」

マリア「ってな感じですけどどうですか?」

崇「まったく気にしたことがないな。」

氷室「それ以前に、最近おにぎりって食べてないんじゃないですか?」

崇「……いや、ある。12月だが」

氷室「ほう?」

崇「そこのまぬけの家に顔を出したとき秋宵月が握ってくれたやつだ。」

真樹「どゆこと?」

悠「ああ、そういえばうちのクリスマスパーティにも顔出しに来てたな。次のパーティに顔出しがあるから少ししかいなかったけど真桜となんか話してたな」

崇「パーティのはしごだったら腰据えて何も食べられないだろうといって握り飯を作って持たせてくれたんだ。本郷の分までな」

マリア「お母さーーーーん!」

福太郎「あふれる女子力ならぬ母力」

悠「お前、ほんと真桜と仲いいよな。」

氷室「ほんとですね。」

崇「ふっ」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!天体が自分自身で回転することを何という?」

氷室「ちなみに何おにぎりだったんです?」

崇「高菜と紫蘇だったな。紫蘇のほうには梅干しも入ってた、それと黄色い漬物と味付け海苔が別添えされていた。」

真樹「いたせりつくせりだ。」

マリア「おかぁーーーさぁーーーん!」

ともき「……自転」

悠「ちなみに梅干しと漬物はおれが漬けました!」
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