ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】8

ーラスタ・ラヴ(1/16/夜)ー

悠「……」
すりすりすりすり
想「えーと…」

マリア「たいへん、変態に憑りつかれてますよ。」

悠「誰が変態が大変だ!」

ともき「なにをいっとるんだ。」

寅「戯言だろ」

悠「くぅ~ん」

寅「殺す」

悠「なんでやねん」

福太郎「で、悠はなにしとるん?」

悠「想さんにすり付いてる」

マリア「やっぱり変態じゃないですか」

悠「違います。」

真樹「あくまでも自分は変態じゃない、と」

悠「違う、違う、犯人はおれじゃない!おれじゃなぁーーい!」

福太郎「そこまで否定されたら変態うんぬんとか関係なしに犯人な気がしてくる不思議」

想「なんの犯人なんでしょうか」

悠「恋泥棒」

マリア「禿げろ」

悠「やめろっ!」

寅「叩けばいくらでも埃は出てくる奴だろ」

悠「叩いてもコインぐらいしか出ないぞ」

福太郎「?BOXかな?」

真樹「1コインがいくらぐらいだろう。やっぱり一円かな?」

マリア「だとしても100回叩けば100円、1000回なら1000円……10000000000回叩けば」

悠「おれで借金を返そうとすんな」

ともき「いや、そもそも叩いてもコインは出ないだろ。」

想「それにいくら悠くんでも100億回も叩かれたら死んでしまいますよ。」

マリア「私の力程度じゃたぶん平気ですよ。」

真樹「むしろ、マリアちゃんの手が壊れそう」

寅「足もあるだろ」

悠「どんなアドバイスしてる。」

寅「違うか?」

悠「……身体をぶつけるのと頭をぶつけるってのもあるな」

ともき「戦闘狂人(バトルジャンキー)どもめ」

悠「おしは違うよ博愛の平和主義者だから」

寅「……」
グッグッ……ダッ、ドゴッ!
悠「ぎゃあ、勢いをつけた飛び蹴り!」

マリア「怒りがこもってるのがよく分かりますね。」

悠「いてぇよぉ、いてぇよぉ」
すりすり
想「ええと?」

福太郎「痛がりながらすり寄っていく技術」

ともき「いや、技術ていうんですかね…」

マリア「執念?」

真樹「怨念?」

寅「ただのスケベ心だろ」

悠「「ド」をつけろ!「ド」を!」

マリア「スドケベ」

真樹「スケドベ」

福太郎「スケベゴドコロ」

悠「福ちゃんのが面白いな心の方に足す発想がいい」

想「というか「ドスケベ心」はいいんでしょうか?」

ともき「悠にとってはポイントみたいですよ…」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!夕方南西の空に見られる月の形は?」

マリア「月がーでたでた、月がーでたー」

真樹「あーヨイヨイ」

ともき「いくつだお前ら…」

福太郎「カムシーン(三日月刀)」

想「三日月ですね」

寅「半月蹴り」
ブォンっ
悠「あぶねぇっ!」
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