ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】8

ーラスタ・ラヴ(1/8/夜)ー

悠「吉音、吉音っ、よーしーねー!」

ともき「……居ないだろ」

悠「ああ、ホントだ。今日はいなかったわ。」

真樹「ノイローゼかな?」

悠「ことあるごとに悠君をノイローゼにしようとするのやめろ。」

ともき「そう思わせる言動してるからだろ」

悠「だってさ」
ぽんっ
福太郎「んー……俺に振られてもなぁ」

優日「お薬飲んだ?」

悠「芸能人が大好きな白い粉の薬は飲んでないな。」

ともき「それ、やめろ。」

優日「じゃあ、何飲んでるの」

悠「もちろん、みんな大好き駒狸汁!こいつをググッと飲み干せば……ふひひ」

緋斗「ひぇっ」

福太郎「勇気のステータスが上がりそう(ペルソナ感)」

悠「勇気も根性も知性も寛大も魅力も色気も殺気も神性も邪性もサニーサイドアップするぞ」

優日「目玉焼きの焼き方になってる。」

緋斗「目玉焼き?」

ともき「サニーサイドアップは目玉焼きの片面だけ焼く焼き方の事だ」

緋斗「へー」

悠「お前は勇気も根性も知性も魅力も魅力も足りないから駒狸汁のんどけ」

緋斗「それを飲む勇気がまず無いんやけど」

ともき「いま、魅力がないって二回いわれたぞ」

真樹「悲しいなぁ。」

悠「ホントにヘタレだな。福ちゃん、飲む?」

福太郎「Ok、ぐびっ。」

緋斗「躊躇なし!?」

優日「味は?」

福太郎「……これは牛乳やね。」

ともき「牛乳?」

福太郎「んっ、キンキンに冷えた牛乳」

優日「へー、遊戯王のトラップカードみたいな色した液体が牛乳かぁ。」

緋斗「これ、こわがっとるん俺だけなんかな」

ともき「俺も怖いっちや怖いんだが……なれた。」

悠「福ちゃん、今日はオールしても明日全然元気だぞ。」

福太郎「マジかぁ。めっちゃ元気出るんやね。」

悠「ああ、元気すぎて恐らく今夜は眠れないぞ」

真樹「性的な意味で?」

悠「いや、これは普通に元気って意味で。まるで丸一日寝ていたかのような元気になる。」

ともき「……それって麻薬」

悠「ちがう。そんな違法なものではない!中毒性もない!駒狸汁だ!」

福太郎「んー、ほんなら今夜どないしょかな。うちの娘ら妖怪系やのに割と規則正しい生活しとるんよなぁ。」

悠「お仙なら夜通し起こしといても平気だろ。」

福太郎「平気やけど寝かしとかなクロにちょっかい出して結果的に怒られるしなぁ。」

真樹「福さんって基本なにごとにも動じないよね。」

優日「大人だからじゃないかな」

ともき「違うと思う」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!月の重力は地球の何倍?」

優日「まわるよまわる地球はまわるー」

真樹「何も無かった頃から同じように」

福太郎「いつもいつでも飛び出せるようにダイスのように転がっていたいから」

緋斗「泣きたくなるような時も君に会いに行きたくなっても」

悠「強がるだけ今は何も何もわからなーい。」

ともき「1/6」

「「「世界じゅうを僕らの涙でうめつくーせっ!」」」

ともき「いつまで歌ってんだ」
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