ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】8

ーラスタ・ラヴ(1/6/夜)ー

悠「吉音、吉音、よーしーねー。」
ぐりぐり
吉音「楽しい?」

悠「たのちぃ。」

優日「見てる側は気持ち悪いけどね。」

悠「美少女と美少年がイチイチしてる姿のどこがキモイというのか!」

恋「アホじゃろ。」

真樹「美少女はいいとして、どこに美少年が?」

悠「見えんのか」

真樹「……あ、僕のこと?やだなー、僕は男の娘(びしょうじょ)だよ。」

悠「男の娘と書いて美少女と読ませる、その精神は気に入った。お前は最後にフランケンシュタイナーしてやる。」

真樹「何をされるのかわからない恐怖」

福太郎「ヒント、プロレス」

真樹「なにかはわかってないけどろくでもない事されるのは分かった。」

悠「かなりの大技だぞ」

吉音「あれでしょ、メカの怪物」

悠「……」

ともき「もしかしてフランケンシュタイン?」

吉音「それ!」

緋斗「確かににとるね。」

悠「だとしてもメカの怪物はおかしい」

真樹「ニュアンスで伝わるじゃん」

悠「現に伝わったともきはいるけども。」

福太郎「ちなみに細かいこと言うたらフランケンシュタインは博士でフランケンシュタインの怪物は博士が作った人造人間やけどね。」

吉音「そうなんだ。」

福太郎「フランケンシュタインが凶暴で大柄な怪物のイメージになったんはユニバーサル・ピクチャーズが製作した映画『フランケンシュタイン』で出た怪物のイメージが広まったからやね。本来のフランケンシュタインの怪物は数か月で複数の言語を独学でマスターできるほど頭がええんやで。」

悠「体力もあって人の心も理解するしな」

優日「そうなんだ。じゃあ、なんで怪物?」

悠「死体から作られたのもそうだが、細部の再現ができなくておぞましいほど醜いって部分かな」

真樹「そこは映画に出てくる化け物と同じ感じなんだね。」

緋斗「ちなみにフランケンシュタイナーってどないな技何?」

悠「ドロップキックの要領で相手に向かって飛び上がって両足で相手頭部を挟み込んで、そのままバク宙のような形で回転しつつ巻き込んだ相手の脳天を叩きつける技。」

真樹「死ぬよ!」

福太郎「実際はマットの上でやるし……まぁ、息が合わな首の骨が、ね?」

悠「ちなみにおれは神姫にやられたけどこうして生きてるし」

優日「成仏してニキ」

悠「生きてるってんだろ!はい、小鳥遊お勉強問題!波長が赤色の光より長く振動数が少ない目に見えない光を?」

優日「赤海鮮」

真樹「責外戦」

緋斗「咳害腺」

福太郎「石灰栓」

ともき「赤外線」

吉音「あ、赤外線ね。」
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