ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

千夜「悠、どうも最近脚の伸びがいまいちなんだ…どうおもう?」

悠「デイジーにサバット習ってんだろ?喧嘩スタイルの型が崩れてきたんだよ。」

紅「サバットとか千夜ちゃんカッコいいなぁ」

戌塚「当たり前だぞと。千夜はクールビューティだぞと」

千夜「うぜぇ。頭悪いこといってんな。あと今、悠と話てんだ引っ込んでろ。それで……もっと別で脚を強化する手はないか?」

悠「脚なのに手とはこれいかに…」

紅「~~」

戌塚「笑いすぎだぞと」

千夜「おい…」

悠「悪かった、睨みなさんな。そうさな、蹴りだと代表的なのはサバット、ムエタイ、カポエイラ、カラリパヤットと色々あるが…」

紅「カラリパヤットって?」

千夜「横やり入れんな…」

紅「千夜ちゃんはわかんの?」

千夜「……知らねぇ。」

悠「カラリパヤットはアジア圏における格闘技の母だ。南インドの古代格闘術で、最古の記録は五千年のヴェーダの記述まで…」

千夜「もっとかいつまんで話せ」

悠「柔軟な蹴り技の多い格闘技だ。」

紅「千夜ちゃんにあってんじゃん。」

悠「いや、もっといいのがある。テコンドーだ。」

千夜「テコンドー…あんなもんオリンピック競技だろ」

悠「いやいや、相手の頭胸部を狙った執拗な連続回し蹴り、カウンター一閃放つ飛び蹴り…あれはシューティング格闘技ってもいいぜ。蹴りの中でも最強の威力があるティオティチャギを主力としてるし」

戌塚「ティオティオティオ」

千夜「黙れ。ティオティチャギってのは?」

悠「ティオティチャギは飛び後ろ蹴りのこった。」

千夜「なるほど……じゃあ…」




澪「はい、さっぱりとレモネードだ。」

ともき「ありがと。」

翼「あっちの四人って集まるといつもあんな話してるのか?」

亮「いや、そうでもない。悠はあーゆー知識が多いからな千夜は唯一相談する相手なんじゃないか。紅くん達は…暇潰し」

ともき「そういう亮だって色々聞いてるんだろ」

亮「ま…悠も師匠の一人だからな。」

翼「亮は空手だっけ?」

亮「ああ。喧嘩のスタイルは俺には合わないらしい。だから、普段は羅漢師範に空手スタイルにかためてもらって、自主トレとかは悠に見てもらってる。」

翼「そうか……空手ってどんな感じだ?」

亮「面白い。キチンと拳の握りが出来た時なんかすごく感動した。って…格闘技に興味あるのか?」

翼「格闘技っていうか……まぁ…ちょっとな。」

ともき「そういや…悠のDVD買ってたな」

亮「え、あの五万の?」

ともき「亮も買ってんのかよ…」

亮「いや、はは…それは置いといて…興味あるなら直接悠にいってみたらどうだ?たぶん、めんどくさいって逃げられるだろうけど」

翼「逃げられるのかよ…」
亮「三回くらい話せば聞いてくれるかも」

ともき「諸葛亮か…いや、あるいみ諸葛亮より策士か…」
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