ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】8

ーラスタ・ラヴ(12/30/夜)ー

悠「明日は大晦日。……実感ねぇなぁ。」

ともき「いやいや…」

優日「なら実感がわくようなことすればいい」

悠「ふむ……おせち食うか」

ともき「はえぇわ!」

真樹「そこはパーティでしょ」

福太郎「渋谷でバカ騒ぎ」

悠「それは実感わくな。」

ともき「どこがだよ。」

優日「むしろ、バカ騒ぎしてないときのが少ないよ。」

悠「確かに」

紅「今年の大晦日は渋谷封鎖するらしいじゃん」

悠「らしいな」

千夜「知っててほざいてたのか」

悠「えへっ」

千夜「チッ」

福太郎「封鎖になるんや」

悠「ハロウィンのアレで封鎖することにしたそうだ。」

優日「おっそいよね。」

悠「ああ、もっと事あるごとに封鎖すべきだったはずだな。」

真樹「それでも近くで騒ぐ人はいるんだろうけどね。」

悠「マシンガンで一掃したらいいんじゃないかな」

ともき「よくはねぇよ。」

優日「ゾンビかな?」

福太郎「お祭りゾンビ」

悠「ソーレソレソレお祭りヴァァー」

紅「……」

悠「紅が笑わないとか、ダメじゃん」

千夜「死ねばいいのに」

悠「生きる!」

福太郎「力強い生命の息吹」

悠「ふへへっ」

優日「魂は穢れてるけどね」

悠「力強い生命力をもってて魂が汚れてるって、オークかなんかか。誰がオークだ!」

ともき「自分で言って自分で突っ込むなよ」

悠「ともきの負担を減らしてあげてるんだよ。」

優日「上から目線」

ともき「殴りたい」

紅「使っていいぞ」
スッ

悠「はい、そこ金属バット渡さない。」

千夜「蹴ればいい」

悠「僕は自動販売機じゃない!」

ともき「自動販売機もけるもんじゃねぇから!」

紅「~~」

悠「笑った、ヘヘッ、笑わせてやったぜ!」

優日「笑い上戸、笑わせてもねぇ」

福太郎「泣き屋いう仕事があるけど、笑い屋はあるんかな」

真樹「泣き屋ってなに?」

悠「泣き女(なきおんな)または泣女(なきめ)または泣き屋(なきや)だ」

ともき「説明になってない」

福太郎「葬式ンときに雇われて号泣する女性のことやで。昔は日本でもおったそうや」

紅「なんの意味があるんだソレ」

悠「遺族の代わりに故人を悼み、「悲しい」「辛い」「寂しい」などを表現するために大々的に、所によっては独特の節をつけて、一斉にあるいは延々と泣きじゃくることを以って生業(または副業)としたのが泣き女だ。」

福太郎「涙は死者への馳走であるとされとるし、一説には、悪霊ばらいや魂呼ばいとしての性格も併せ持つとされとるんよ」

真樹「へー」

千夜「年の瀬にする話ではねぇな。」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!太陽の表面に見られる赤い炎は?」

優日「ダーク太陽」

福太郎「シャインスパーク」

真樹「ストナーサンシャイン」

千夜「むちゃくちゃだな。」

紅「プロミネンスだっけ?」

ともき「そうそう」
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