ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

翼「悠、夕飯何が喰いたい?」

悠「なんでもいいぜ」

翼「張り合い無いな…」

悠「俺は人が作ってくれるもんならなんでもおいしくいただけるんだよ」

美喜「自分でやればいいのに」

悠「めんどくさい。俺は人がしてくれるならなんもしない主義なんだ。できるやつがやればいいだろ?」

澪「よくそこまで満面の笑顔でいいきれるな」

ともき「そういうことで悠になにいっても無駄だよ。何でもできる癖にやらないのが悠だし。コイツのサボり癖は根が深すぎてもうどうにもできないから」

翼「どうなんだそれ…」

悠「いっひっひ。ともきゅんはわかってらっしゃる。けど考えてみなって、俺がなんかするより他のやつがやった方が絶対いいから」

翼「そうかぁ?」

悠「そりゃそうだ。ともきの家庭的な味はいいし。翼の執事能力だってすごい。はやての飯はうまいし。クロウも気がきく。ほら、俺は何もしなくても幸せ。」

美喜「マダオ(まるでダメなオッサン)ね」

悠「いっひっひ。ダメンズの代表といってくれ。」

翼「コイツは…」

悠「俺だってやるときは…………やるぞ?」

ともき「ためが長いし疑問形かよ」

悠「アレだよ。エンタティナーな俺は笑いと衝撃をお届けするのが役目だし」

ともき「やかましいわ。」

悠「あとは…誰かさんと誰かさんを体育館倉庫に閉じ込めたり。屋上で鉢合わせさせて閉じ込めたり。気付かれないように誰かさんの足を引っ掛けて誰かさんに抱きしめさせたり」

ともき「お前か!!俺とつかさを閉じ込めたの!!しかも、屋上のもか!!」

翼「お前か!楓が何もないところでけつまづくなんて変だと思ったんだよ!!あの時鼻血で制服ダメになったんだぞ!!」

悠「ひゃっひゃひゃ。俺は愛の伝道師っただろ。けど、ちゃんとサポートもアフターケアもしただろ。」

ともき「お前の気のきかせかたはどっかズレてんだよ」

翼「第一ともきはともかく俺に愛はかんけいないだろ!!」

ともき「そりゃ…間違ってるぞ」

翼「へっ?」

悠「これだからニブチーは…俺がどれだけ裏で動いてるのかも知らずに…」

ともき「っか、自分の事をどーにかしろ!!」

悠「特定の相手がいない俺にどうしろと……あ、そうだ。じゃあ、こうするか。今度つかさがいるまえでともきに絡んでジェラシズムの板挟み現象を狙ってみるとか」

ともき「やんな!!」

悠「ちぇ、なら皆の前で翼に告って周りの反応みてるか」

翼「お前が何をしたいのか全然わかんねぇ…」

悠「マジに?」

翼「俺に告ってなんの反応をみたいんだよ。」

悠「うーむ……あっ!にひひ。」

ともき「お前…ぜったい良からぬこと思いついただろ」

悠「なーなー、翼~」

翼「なんだよ。」

悠「俺、楓かはやてをデートに誘おうと思うんだけど…どう思う~?」

翼「え、悠ってあのふたりがタイプだったのか?なんだよ、そんなそぶっだぁ?!えっ、なんでなぐった?!痛くは無いけどしびれるんだぞ!」

悠「冗談だよ。っか、翼にはがっかりだよ!!」

ともき「今のは…残念ながら翼が悪いな。」

翼「ええぇ?」
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