ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】7

ーラスタ・ラヴ(11/22/夜)ー

悠「豚の生姜焼きについてどう思う?」

優日「おいしい」

悠「……正解!」

優日「やったぜ!」

ともき「その頭の悪いやり取りなんだ。」

悠「頭の思いやり?」

ともき「頭の悪いやり取りってんだろ」

優日「私は聞かれたから答えただけな件」

福太郎「たしかに生姜焼きはお手軽でおいしいわな」

悠「たっぷりの千切りキャベツまでおかずに早変わり。」

真樹「サラダはサラダで別添えがいいな。」

悠「サラダじゃねぇ!千切りキャベツだ!」

真樹「何が違うというのか…」

優日「サラダはドレッシングをかけてたり、トマトやらキュウリやらも一緒にいるけど千切りキャベツはトンカツやら生姜焼きやらといっしょにやってくるんだよ。やってくるんだよ!」

真樹「なんかごめん。」

悠「……」
スッ
パチパチパチパチ

福太郎「スタンティングオベーション」

ともき「なんでやねん」

悠「ただ、豚の生姜焼きと銘打って野菜炒めになってるのはいただけない。キャベツ、ニンジン、もやし、豚肉で生姜ダレつかってるの。」

ともき「それは確かに野菜炒めだな」

真樹「美味しそうじゃん」

悠「野菜炒めとして出されるのはいいが生姜焼きとして出されるのが納得できないんだ!」

崇「騒がしいな」

氷室「なにやらおいしそうな話をしていますね。」

悠「生姜焼きの話だ」

氷室「ああ、いいですね。」

崇「俺はオムライスの方が好みだな」

優日「オムレツは?」

崇「嫌いではないが、オムレツを頼むならオムライスの方が好きだ」

悠「おれはオムレツも嫌いじゃないがな。中身がどっしりしてるやつ。」

ともき「どっしり?」

悠「ひき肉とかたっぷりって事」

福太郎「ああ、そういうんね。俺はチャーシューとか刻んだ長ネギとかが入っとるンかと思った。」

優日「あ、それも美味しそう。中華料理屋さんであったら嬉しいかも」

氷室「私はシンプルにプレーンなオムレツが好きですね。」

優日「朝食とかに最高ですね。」

ともき「……お前、なんでもいいんだろ」

優日「美味しいのならねっ!!」

真樹「気合が違う」

優日「というわけで、今夜のディナーはなにかな?」

悠「うちの夕飯は確か……シューマイとギョーザだったはず」

優日「ゴチになりまーす。」

悠「なんでやねん」

優日「別にいいじゃん。ひとり増えてもたいして変わらないでしょ。」

悠「まぁ、そうだな。冬場は真桜も元気だし。」

ともき「うん、そこはおかしい。」

悠「はい、小鳥遊お勉強問題!動物の死骸などの有機物を分解してエネルギーを得て生活している菌類、細菌類のことを何という?」

優日「ニトフュージョン!」

福太郎「スカーの男」

真樹「液状になったキノコ」

ともき「なんか怖いぞそれ。」

氷室「分解者ですね。」
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