ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅳ】7

ーラスタ・ラヴ(11/19/夜)ー

悠「さささむい!」

ともき「煮え湯でも飲んでろ」

悠「それ飲まされるの辛いやつ」

優日「日本酒に七味ふってグビッといけばいいんじゃない?」

悠「ああ、アレは腹の中からカッカッくるからな」

ともき「胃が壊れるぞ…」

福太郎「ビートたけしは昔メチル飲んだりしたらしいな」

悠「おれが震えてるのはアルコールが足りないんじゃなくて寒いからだから。」

吉音「メチルって何?」

想「メチルアルコール、メタノールのことですね。分かりやすく言うと燃料用アルコールです。」

吉音「そんなもの飲めるの?」

悠「飲めない、飲めない。最悪死ぬぞ。」

優日「とりあえずお酒がないけどアルコールが取りたい時の究極の選択だね。」

真樹「人間やめますか、薬やめますかってのがあるけど、その場合だとお酒やめますか……だね。」

悠「おれは人間をやめるぞ、ジョジョーー!」

ともき「ぜったい言うと思った」

悠「WRYYY!」

吉音「人間やめたらどうなるの?」

悠「吸いつくから覚悟しとけよ!」

優日「新手の妖怪かな?」

真樹「すっぽんか何かじゃない?もしくはダニ」

悠「誰が池袋のダニだ!」

ともき「自分でいってるんだよなぁ。」

福太郎「ダニは吸いつくいうより噛みつくって感じやけどね。吸いつくいうたら……ヒル?」

悠「気づかないうちにヤマビルとかに吸いつかれてるのは恐怖」

マリア「血を吸われてパンパンに膨れるんですよね。しかも、吸われてる感覚がまったくないっていう。」

福太郎「あの子らホンマに気づかんうちについとるからなぁ。山とかに写生いくときは1.2匹は覚悟しとるわ。」

吉音「でも、気がつかないもんなの?」

悠「気がつかないもんだな。だいたいは葉っぱとかについてて落ちてきたりして張り付くんだが、意外と俊敏で足下から首まではい上がるのに1分程度しかかからん。」

想「もっと怠慢な動きかと思ってたら、そんな早いんですね。」

吉音「でもでも血を吸われるってことは噛まれてるってことでしょ?痛みとかは?」

悠「吸血の際は、まず先端側の吸盤にある口の中の顎によって皮膚を食い破り、血液凝固を阻害するヒルジンという成分を注入する。約1時間で満腹になるまで吸血するが、その間に水分を排出し、その成分を濃縮する。」

真樹「うわ、ぞわっとした……。」

優日「そんなことになってるのに気がつかないと」

悠「ヒルジンが注入されてるから、吸われている側は吸血されていることに気づかない。ちなみにヒルジンはその効果から海外では薬として使われるくらい強力だ。はい、小鳥遊お勉強問題!生物が食う、食われるの関係でつながっているということなんという?」

優日「焼肉定食」

真樹「弱肉強食」

吉音「お肉美味しい」

ともき「ただの感想になってる」

福太郎「イビルジョー」

想「食物連鎖ですね。」
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