ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】4

ーラスタ・ラヴー

ともき「お、来たみたいだぞ。」

翼「よう。」

稲葉「こんにちは、翼君から呼び出されるなんてドキドキしたわ。」

翼「誤解招くようないい方はよしてくれ…」

稲葉「あら、私じゃそういう相手にはなれないのね…そうよね。翼君のまわりにはかわいい子がいっぱいいるものね……。」

翼「ちょ、そうじゃないって!!稲葉も十分綺麗だけどその…」

稲葉「クスクス、冗談よ。」

翼「……(うぅ…悠より性質悪い)」

稲葉「けど、嬉しかったわよ。ふふ」

翼「あ、あのなぁ…」

ともき「そろそろからかうのは止めてやれよ。稲葉の冗談はエグみがあるんだから」

稲葉「それくらいが癖になっていいんじゃないの」

ともき「悠にならな。一般人にはきついんだよ。」

稲葉「まぁいいわ。それでどのDVDが欲しいのかしら。一応全部そろえてきたけど数が多いから…好きなのだけ買う方が安上がりにはなるわね。」

澪「なんのDVDだ?」

稲葉「裏もの」

翼「違う!!」

澪「大丈夫、わかってるよ。」

稲葉「くすくす。闘路のDVD。今上位ランカーのはよく売れるわよ。闘路別で一番の売れ筋は西で紅君。東で千夜君。秋葉では摩耶君ね。」

澪「キング(崇さん)やボス(氷室さん)のは?」

稲葉「残念ながら映像がないのよ。とくに崇さんは一切の戦歴が残ってないわ。たぶん禅君が消去してるのね。」

美喜「崇の場合は存在が伝説級だからね」

稲葉「そうね。それで翼君は誰の映像が欲しいのかしら?」

翼「悠のは無いのか?」

稲葉「あるわよ。他の一位と違ってわりと出張ってるから多いわよ。VS卯天君、VS千夜君、VS紅君……他にももろもろとね。」

翼「じゃあそれまとめたらいくらになる?」

稲葉「そうね……端数と友達割引で5枚組+オマケ1枚で5万円でいいわよ。」

翼「ご、五万か……」

澪「けど、なんでそんなもんが欲しいんだ。」

翼「まぁ…いろいろ勉強をな。五万か…」

稲葉「あら、悠に喧嘩を売るつもりなの?」

翼「そういう訳じゃないけど。」

美喜「殺ってくれるなら、全額私が出してあげるわよ。」

ともき「美喜さん、ときどき本気で悠のこと嫌ってませんか?」

美喜「半分は冗談よ。」

ともき「半分は本気なんじゃないですか…」

翼「ちなみにオマケの中身は?」

稲葉「悠のプロモーションと鍛練の様子よ。」

美喜「……ちょっとまって、なんで鍛練の事が映像であるのよ?」

稲葉「それは…盗……企業秘密よ。うん。企業秘密。」

ともき「ヒソヒソ(いま、盗撮っていいかけたよな?)」

澪「ヒソヒソ(怖っ…。)」

稲葉「ふふ、それで翼君。いかがかしら?」

翼「……うーん五万は悩むな。」

稲葉「毎度ありがとうございます。あ、見るときはくれぐれも悠には見つからないようにね。」

翼「ちょ!まだ悩んでるから!」

稲葉「悩んでるなら買えばいいじゃない」

ともき「押し売りってレベルじゃないぞそれ…」

稲葉「仕方ないわね。じゃあ、もう一枚オマケにもう一枚付けてあげるわ」

翼「内容は?」

稲葉「エロゲよ(私作)」

翼「をぃをぃ…」
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