ｰラスタ･ラヴ(11/3/夜)ｰ

悠「寒い」

ともき「これから寒いって言ったら悠は100円払うのとかどうだろ?」

優日「いいね。」

悠「なんでおれだけからなの?いじめ?いじめなの?やり返すよ?陰湿な手でやり返すよ?」

福太郎「具体的には?」

悠「郵便ポストに生魚ツッコむ」

真樹「陰湿かどうかは分からないけど嫌だなぁ」

優日「え?なんで?お魚食べ放題じゃん」

悠「しまった。コイツは神経図太い!」

ともき「というか、特定できる時点でおれはぶん殴りに行ってもらうけどな。」

福太郎「誰に?」

ともき「寅とかに」

悠「そういうガチの奴に頼むのダメだろ」

ともき「そういう人に頼まないと効果ないだろ」

悠「そもそもおれをいじめようとするのがよくない。」

優日「いじめじゃないよ。悠が寒い寒いって毎日のように言わなきゃいいだけだもん。」

悠「言わせてくれよ……。そのぐらい……。」

福太郎「ええで」

悠「なんでも言うことを聞いてくれる福ちゃん」

真樹「最後はあほくさっていわれるけどいいの?」

悠「途中まででも優しいなら、そのやさしさに身をゆだねたい……。」

ともき「なにをいっとるんだお前は」

悠「小鳥遊悠、心の俳句」

福太郎「どの辺が俳句になっとるんやろ」

優日「そもそも心の中でなく口に出てるんだけど」

悠「うるせぇ!押し倒して!十字固めすんぞ!」

福太郎「エロいことするんちゃうの?」

悠「……ハッ、おれとしたことが技をかけることを優先してしまっている!」

真樹「何がしたいの?」

悠「身体動かしてれば温かいかなって。」

優日「そういうのは闘技者同士でやってどうぞ。」

真樹「男二人でくんずれほぐれて、なにも起こらないはずもなく」

ともき「戦いが起こってるんだよ」

真樹「男同士の夜戦的な?」

悠「ヘッドロックのガチで痛い駆け方は腕の骨を食いこませるようにして力の限り締め上げること。」
メギギッ!
真樹「い゛だいぃぃ!」

福太郎「ひぇっ…」

優日「やめて!乱暴なことしないであげて!……とかいったほうがいいかな?」

ともき「いや、そこまで考えるなら言えよ…。」

優日「なんか今関わるととばっちり受けそうだし」

福太郎「危機管理は大事やね」

悠「ふぃー、はい小鳥遊お勉強問題!出血の際に傷を塞ぐ働きを持つ血液中の血球は?」

福太郎「昨日おマリちゃんがいうてたな」

真樹「あたまいたい……」

優日「氷で冷やす?」

ともき「血小板」

悠「明日も似たようなのだぜ。」